特急「有明」廃止へ。2021年3月ダイヤ改正、54年の歴史に幕

最後の1本も姿消す

鹿児島線特急「有明」が2021年3月ダイヤ改正で廃止されます。1日最大32往復を誇った九州を代表する名特急が、54年の歴史に幕を閉じます。

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1967年登場

特急「有明」が登場したのは、1967年10月1日ダイヤ改正。それまで急行として岡山~熊本間を結んでいた「有明」が、ダイヤ改正を機に門司港~熊本間を結ぶ特急として走り始めました。以後、鹿児島本線を走る特急列車として成長していきます。

最盛期となった1991年3月ダイヤ改正では、1日32往復の運転本数を記録。JR九州の看板列車として活躍しました。

その後、西鹿児島発着の列車が「つばめ」として独立すると、主に博多~熊本間を走る特急になります。一部は豊肥本線にも足を伸ばすようになりました。

有明787系

九州新幹線全通で

「有明」の大きな転機は、2011年3月の九州新幹線全通でした。これにより、博多~熊本を結ぶ都市間特急としての役割を終えます。その後は朝夕に吉塚・博多~長洲間を結ぶ通勤ライナー的な立場で余生を送ってきました。

しかし、利用は伸びなやみ、2018年3月改正では大牟田~博多間の、平日のみ上り1列車にまで削減。風前の灯火にも見え、その存続が危ぶまれてきました。

そして、各社報道によりますと、2021年3月ダイヤ改正で、最後の1本もついに廃止されます。実際に廃止となれば、特急「有明」としては、約54年の栄光の歴史に幕を閉じることになります。代わりに大牟田から鳥栖までの快速を運行するとのことです。

JR九州のダイヤ改正では、そのほか、九州新幹線のうち、山陽新幹線と直通列車しない列車を中心に削減。特急「きらめき」「かもめ」「ソニック」も運転本数削減や臨時列車化が行われます。特急「指宿のたまて箱」も臨時列車となります。

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