あらかわ遊園が2022年4月にリニューアルオープンします。ジェットコースターを除くほぼ全ての遊戯施設を入れ替えて、面目を一新します。
東京23区唯一の公営遊園地
あらかわ遊園は東京都荒川区の区営施設で、東京23区で唯一の公営遊園地です。年間40万人以上が訪れる人気施設ですが、施設が老朽化してきたため、2018年12月に施設を一時閉鎖。大規模リニューアルを行ってきました。
再オープンは、当初、2021年夏頃が予定されていましたが、新型コロナの影響で工事が遅延。「2022年春頃に延期」と告知されました。詳細な再オープン日は公式発表されていませんが、2022年4月のゴールデンウィーク前に再オープンすることが明らかになりました。すでに、求人サイトで、ゴールデンウィークのアルバイトの募集を開始しています。
リニューアルオープンにあわせて、都電荒川線の車両をあらかわ遊園のイラストで丸ごとラッピングし、運行することも発表されています。
ほぼ全ての乗り物を更新
あらかわ遊園のリニューアルは、1991年以来、約30年ぶりです。今回のリニューアルは、「日本一遅いジェットコースター」として有名なファミリーコースター以外、全ての乗り物を入れ替えるという大がかりなものです。
あらかわ遊園のシンボルである観覧車を大型のものに建て替え、メリーゴーランドも更新。豆汽車はルートを東に膨らませる形で拡張し、バリアフリー化します。
「ちびっこ広場」は拡張し、バッテリーカーとトランポリン状のエア遊具、小型レール遊具を設けました。上部には広場全体を覆うような固定式屋外テントを設置。雨天でも楽しめるようになります。授乳室や飲食、物販などが充実した「ちびっこハウス」も新設します。
「しばふ広場」は全体をひな壇状に造成。平らな広場を設け、休憩・食事場所として利用しやすくなりました。無料の施設として、高低差を活かした35mのロング滑り台や児童用複合遊具なども登場します。
リニューアルの詳細はこちらの過去記事をご覧ください。
「あらかわ遊園はこう変わる!リニューアル全詳細」
リニューアルにより、まさに面目を一新するあらかわ遊園。入園料などは未発表ですが、低年齢の子連れファミリーにうれしい、手頃な遊び場になりそうです。(鎌倉淳)