北陸鉄道は、石川線に2027年度から導入する新型車両のデザインを決定しました。一般投票で選ばれたデザインを採用し、形式名は「1M(ひゃくまん)系」と命名。沿線の自然や文化を表現した外観・内装です。
一般投票で決定
北陸鉄道は、石川線(白山ジオパークライン)に導入する新型車両のデザインを発表しました。
利用者などを対象に実施した一般投票の結果、最多得票を集めたデザイン案「空に始まり、海へ続く」を採用しました。
あわせて、新形式名を「1M(ひゃくまん)系」とすることも発表しています。石川県が加賀百万石の歴史を持ち、県人口がおよそ100万人であることにちなんだ名称で、「M」はMillion(100万)を意味します。
車両は総合車両製作所が製造し、2両編成を6本導入する計画です。1両あたりの定員は117人(座席35人、立席82人)で、2027年度から営業運転を開始する予定です。

白山から日本海までを表現
新型車両のコンセプトは「結美(Musu-Bi)―沿線の美しいひと、まち、自然、文化を結ぶ」です。
前面デザインは白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)や白山手取川ジオパークの扇状地をモチーフとし、側面は白山連峰から日本海へと続く風景をイメージ。伝統工芸の加賀水引を取り入れた横ストライプで表現しています。
カラーリングには加賀五彩(藍、臙脂、黄土、草、古代紫)に北鉄オレンジを加えた6色を採用し、地域色を前面に押し出したデザインとなります。

バリアフリーや省エネも強化
車内の座席はすべてロングシートです。出入口付近に優先席とフリースペースを設け、車いす利用者などが利用しやすいレイアウトとしました。
デザインは白山比咩神社の幣拝殿をイメージしました。モケットには巫女装束をイメージした臙脂色を採用し、木目調の床材や白を基調とした側壁、黒い妻壁を組み合わせています。

トビラの上部には視認性を高めたデジタル案内表示器を設置し、現在地や路線図、沿線案内などの情報提供機能も強化します。
省エネルギー型の制御方式を採用し、電力消費量を従来より約60%削減する見込みです。利用者にも、環境にも、やさしい列車となりそうです。



















