JAL系LCCが成田~ホノルル線に参入へ。ANAのフライングホヌと対決!

2020年冬スケジュールから

JAL傘下の格安航空会社LCCのZIPAIRが、成田~ホノルル線を開設します。ANAが運航するA380型機「フライングホヌ」と同路線で対決という形になります。

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ボーイング787型機を使用

ZIPAIR(ZIPAIR Tokyo)は、JALが100%出資する新しい格安航空会社LCCです。ボーイング787型機を使用して中長距離国際線の就航を目指しているのが特徴で、これまでに成田~バンコク線、成田~ソウル線の2路線の開設を明らかにしています。

つづく路線として、ZIPAIRは、成田~ホノルル線の開設をアメリカ合衆国運輸省に許可申請しました。同社は、設立当初からアメリカへの就航方針を示していましたが、その最初の目的地がホノルルとなったわけです。

ZIPAIRがアメリカ運輸省へ提出した許可申請書によりますと、ボーイング787-8型機を使用して成田~ホノルル間をノンストップで結ぶ路線を、2020年冬スケジュールから毎日運航します。将来的には、アメリカ国内の他都市へも路線を広げる意欲も示しています。

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画像:ZIPAIRプレスリリース

バンコク線は延期

ZIPAIRの成田~バンコク線は2020年5月14日に開設予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期となっています。成田~ソウル線は7月1日に就航予定で、こちらはスケジュールの変更は公表されていませんが、延期の可能性もあります。

そうしたなか、成田~ホノルル線を2020年冬スケジュールから本当に運航できるのかは、現時点では見通せません。これからの新型コロナウイルス感染症の動向次第でしょうが、ZIPAIRとしては、開設に向けて準備を進めるということでしょう。

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旅の選択肢が増える

東京~ホノルル線はもともとJALのシェアの高い路線でしたが、ANAが2019年5月に超大型機A380型機を「FLYING HONU(フライングホヌ)」の愛称で就航させ、多彩なサービスで攻勢に出ています。

これに対し、JALは軽快なボーイング787型機を使用したLCCで反撃する形です。申請書のなかで、ZIPAIRは「細分化されて提供される格安のサービスが、日米路線において低価格を求める旅行者の新しい選択肢になる」と自信をみせています。

ANAのA380型機が華やかなサービスでファミリーユースをターゲットにしているなら、ZIPAIRのボーイング787型機は、堅実な若いカップル向けでしょうか。ハワイへの新しい選択肢が増えることは、旅行者にとってはうれしいことです。

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