LCCスクートが関西~ホノルル線を運休へ。就航1年半で撤退

エアアジアX相手に苦戦?

シンガポールを拠点とする格安航空会社LCCのスクートが、関西~ホノルル線を運休します。就航1年半での撤退となります。

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787で週4便の運航も

スクートは、シンガポール航空グループのLCCです。2017年12月19日に、シンガポールからの路線を延ばす形で関西~ホノルル線に就航しました。ボーイング787型機を使い、週4往復で運航しています。

スクートホノルル線開設
画像:ホノルル線開設時のスクートプレスリリース

関西~ホノルル線は、スクートのほかにJAL、デルタ航空、ハワイアン航空、エアアジアXが直行便を運航している激戦区です。LCCとして競合するエアアジアXは、スクートに先駆けて2017年6月に同路線に就航。2018年8月にデイリー化を達成しています。

一方、スクートの搭乗率は低迷していた模様で、2019年5月末で運休することを決めました。運航開始から1年半で撤退することになります。

主観ですが、19時頃の関空発、14時頃の関空着というスケジュールが、エアアジアX(23時頃発、20時頃着)に比べて中途半端で、使いにくかったのではないか、とも思います。

シンガポール航空は、子会社でアジア域内路線を担うシルクエアーとの経営統合を進めていて、シルクエアーの路線の一部をスクートへ移管することも発表しました。ハワイ線の運休も、そうした路線整理の一環ともみられます。

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