京阪間に路線バス新設。ホテルニューオータニ大阪から京都へ直行!

京阪間に新たな路線バスが誕生します。ホテルニューオータニ大阪から京都への路線で、ホテル宿泊者に京都観光の利便性を図ります。

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祇園まで1,200円

運転を開始するのは、大阪バスの路線バス「京都特急ニュースター号」。ホテルニューオータニ大阪と、京都駅や清水五条、祇園四条を結びます。現在の布施~祇園四条を結ぶ「京都特急ニュースター号」の一部便を、ホテルニューオータニ大阪発着に振り向けます。

ホテルニューオータニから高井田中央駅などを経て、京都に向かう「高速バス」です。運行開始は2017年10月14日。在阪ホテルから京都への直通バスは初めてです。

ホテルニューオータニ大阪に乗り入れる特急ニュースター号は1日7往復で、ホテル発が09時10分~22時05分まで。京都駅発が08時20分~20時25分です。運賃はホテル~京都駅が1,000円、祇園四条までが1,200円です。

所要時間は便により異なりますが、ホテルニューオータニ大阪~京都駅が1時間30分~1時間50分程度です。

大阪バス
画像:大阪バスホームページより

京阪電車もあるが

ホテルニューオータニ大阪は、大阪市の京橋エリアに位置します。京橋~祇園四条には京阪電車が走っていて、運賃は400円。20分間隔で特急が運転されています。

利便性では京阪電車が勝るため、ホテルニューオータニ宿泊者以外で、この路線バスに乗る人は、ほとんどいないでしょう。もっといえば、宿泊者であっても日本人利用者は少なく、訪日外国人客が主な利用者になるとみられます。

逆にいうと、ホテル宿泊の訪日客だけでも成り立つくらい、大阪を拠点に京都観光をする外国人旅行者が多い、ということです。ホテルでは、1日の利用者として150人程度を予想しています。

荷物の多い旅行者には便利

バスの運賃は確かに高いですし、所要時間や定時性を考えても、京阪電車のプレミアムカーにでも乗った方が、移動手段としては合理的に思えます。

ただ、必ず着席できてホテル前から出発する定員制バスに魅力を感じる旅行者もいることでしょう。また、京都市内へ宿を替える旅行者は、荷物を運びやすいバスのほうが便利ともいえます。

旅にはさまざまなスタイルがあり、お国柄によっても異なります。京阪間の新たな路線バスは、さまざまな旅行者に新たな選択肢を提示し、ホテルの価値を高める目的がありそうです。実際にどの程度の利用者がいるのか、興味深い新路線といえそうです。

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