LCCジップエア、ハワイ路線の運航日と時刻表、値段。12/19就航、狙い目はフルフラット?

とりあえず16往復

JAL系列の格安航空会社LCCのジップエアが、成田~ホノルル線を2020年12月に開設します。日系LCCとしては初のハワイ路線です。

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年末年始を中心に16往復

格安航空会社LCCのジップエア・トーキョー(ZIPAIR Tokyo)が、2020年12月19日に東京・成田~ハワイ・ホノルル線を開設すると発表しました。ジップエアは、双発機による長距離進出運航(ETOPS)の承認を10月に取得し、太平洋を横断する運航が可能になったばかりです。

当初は2021年1月までの年末年始を中心に、16往復を運航します。運航スケジュール(時刻表)は以下の通りです。

ジップエア・成田~ホノルル線時刻表

ZG2 成田20:15→ホノルル07:55
ZG1 ホノルル09:55→成田14:30(+1)
運航日:12/19,22,25,26,28,29,30, 1/2,3,4,8,9,10,16,23,30

成田を夜に出発し、ホノルルに朝到着。ホノルルは午前中発で、成田に午後到着します。ハワイ路線としてオーソドックスなスケジュールとなっています。

ZIPAIR Tokyo
画像:ジップエアプレスリリース

新型コロナを見極めながら

運航日は年末年始を中心に設定されています。12月28~30日と、1月2~4日、1月8~10日のピークは3連続して運航。それ以外は多少の間隔を開けながらの運航となりました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、年末年始にハワイ旅行をする人は限られるとみられますが、11月からハワイの入国制限が緩和されたこともあり、現時点で需要の多そうなタイミングに合わせて開設することになります。

2月以降の運航は未定ですが、新型コロナの状況を見極めながら判断するということです。

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成田~ホノルルの運賃は?

機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席、ビジネスクラスに相当する「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席です。

運賃(価格)は以下の通りです。

■成田発(片道)
ZIP Full-Flat Value=59,800円~535,000円
Standard Value=19,800円~392,000円
U6 Standard Value(6歳以下)=7,000円

■ホノルル発(片道)
ZIP Full-Flat Value=544ドル~7,607ドル
Standard Value=180ドル~3,082ドル
U6 Standard Value(6歳以下)=64ドル

運賃額は片道、1席あたりの金額で、便ごとの空席予測数により金額が変動します。運賃額には、機内持込手荷物7kg分が含まれていますが、受託手荷物料金は別途かかります。機内食や座席指定にも、別途料金が必要です。また、空港使用料や各種諸税も別途必要です。

座席指定、受託手荷物(23kg)、機内食がセットになった「Value」は7,200円(成田発)です。

ためしに、12月19日往路出発、12月30日復路出発で、往復ともに「Value」で予約すると、往路運賃が19,800円、復路運賃が19,089円で、諸費用込みで総額58,768円という価格になりました。これはほぼ最安値の運賃ですので、手荷物などを預けるなら、総額往復6万円程度がスタートラインと考えてよさそうです。

フルフラットに値頃感

当然ながらホテルは付いていないので、格安のパッケージツアーに比べれば高いと感じる人もいるかもしれません。しかし、旅のパーツを自由に選びたい旅行者には向いていそう。とくに長期滞在をする人には、航空券だけを手頃な価格で買えるのはありがたいことでしょう。

ちなみに、同じ日程でフルフラットで検索すると、往復諸費用込みで124,019円でした。ビジネスクラスと考えれば、値頃感があります。ホノルル線は深夜移動が負担なので、ジップエアではフルフラットの人気が高くなるかもしれません。

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