只見線で土休日に臨時列車が12月上旬まで運転されることになりました。東京からの乗り継ぎ時刻表を見てみましょう。
10月1日に運転再開
JR只見線は、2011年7月の新潟・福島豪雨で被災し、2022年10月1日に全線で運転を再開しました。
全線運転再開後の、全区間直通列車の時刻表は以下の通りです。
[朝便]会津若松06:08→10:41小出
[昼便]会津若松13:05→17:47小出
[夜便]会津若松17:00→21:26小出
[朝便]小出05:36→10:32会津若松
[昼便]小出13:12→17:24会津若松
[夜便]小出16:12→20:55会津若松
※朝便、昼便、夜便は、当記事で便宜的に使用している列車名です。
全区間運行列車が1日3往復しかないため、復旧を待ちわびた鉄道ファンを含む旅行者が押しかけ、とくに土休日は大混雑しています。
土休日に臨時列車を運転
混雑への対応策として、JR東日本は、11月19日~12月4日の土休日に、臨時列車を設定すると発表しました。その時刻表は以下の通りです。
[臨時便]会津若松07:41→10:43只見11:15→12:26小出
[臨時便]小出09:00→10:29只見10:57→14:15会津若松
【運転日】2022 年 11 月 19 日(土)、20 日(日)、23 日(水・祝)、26 日(土)、27 日(日)、12 月 3 日(土)、4 日(日)
会津若松方は、会津若松~会津川口間の定期列車の運転区間を只見まで延長するものです。小出方は、只見~小出間が全区間臨時列車です。
会津若松方の延長運転は、11月3日以降の土休日にすでに実施しており、只見~小出間の臨時列車についても、11月12日、13日で運転済みです。
つまり、これまでに実施してきた土休日の延長・臨時列車の扱いを、当面、12月4日まで継続するということです。
臨時列車乗り継ぎ時刻表(下り)
では、この臨時列車への乗り継ぎ時刻表を見てみましょう。
まず、会津若松発下り列車です。会津若松07時41分発の列車に、東京を当日朝に出発して間に合う方法はありません。
しかし、東京発の夜行バスに乗れば、郡山に早朝に到着し、磐越西線の始発列車に乗れば間に合います。以下のようになります。
【只見線臨時列車乗り継ぎ時刻表】
東京駅前23:50→JRバスドリーム福島東京号→04:40郡山駅前/郡山05:55→07:11会津若松07:41→10:43只見11:15→12:26小出14:25→15:48水上15:53→16:56高崎16:59→18:55東京
このように、小出から普通列車を乗り継いだ場合、東京駅に19時前に帰れます。
新幹線を使う場合は、浦佐から使えば15時半には東京駅に到着します。
小出13:09→13:18浦佐13:56→とき322号→15:28東京
臨時列車乗り継ぎ時刻表(上り)
つづいて、小出発会津若松行き上り列車に乗る場合の、東京発着の乗り継ぎです。こちらは、東京から日帰りできます。
【只見線臨時列車乗り継ぎ時刻表】
東京07:04→とき303号→08:25浦佐08:35→08:44小出09:00→10:29只見10:57→14:15会津若松14:20→15:36郡山16:06→やまびこ64号→17:24東京
時間的には無理のない乗り継ぎです。
只見線日帰り乗り継ぎ時刻表(東京発)
定期列車も含めて、新幹線を使った東京発日帰りの乗り継ぎ時刻表をまとめておきましょう。
■下り[臨時便]
東京07:04→とき303号→08:25浦佐08:35→08:44小出09:00→10:29只見10:57→14:15会津若松14:20→15:36郡山16:06→やまびこ64号→17:24東京
■下り[昼便]
東京09:40→やまびこ55号→10:58郡山11:15→12:30会津若松13:05→17:47小出18:33→18:42浦佐18:49→とき342号→20:12東京
■下り[夜便]
東京13:36→やまびこ63号→14:56郡山15:15→16:32会津若松17:00→21:26小出21:35→21:44浦佐22:11→23:40東京
■上り[昼便]
東京10:40→とき317号→12:14長岡12:34→13:08小出13:12→17:24会津若松17:30→18:36郡山19:00→やまびこ218号→20:44東京
■上り[夜便]
東京13:40→とき323号→14:59越後湯沢15:14→15:57小出16:12→20:55会津若松21:01→22:13郡山22:25→新幹線やまびこ74号→23:44東京
景色を楽しむなら臨時便か昼便です。ただ、臨時便も昼便も、旅行者で大混雑するのは間違いありません。座席の確保を狙うなら、さらに1本速い列車で到着し、早めに並んだほうがよさそうです。(鎌倉淳)