JR新宿駅東西自由通路は7月19日完成。大改造はまだ続く

最終完成は2040年頃?

新宿駅東西自由通路の供用開始日が7月19日と決まりました。東口と西口の移動がしやすくなります。

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北通路を拡幅整備

JR東日本は、新宿駅東西自由通路の供用を2020年7月19日に開始すると発表しました。改札を通らず、JR新宿駅東口と西口の行き来が可能になります。これまでは、メトロ新宿駅近くの地下道を通るなど迂回しなければなりませんでしたが、自由通路の開設で東西口の歩行移動が便利になります。

新宿駅東西自由通路
画像:JR東日本プレスリリース

東西自由通路は、これまで改札内にあった北通路(幅員約17m)を拡幅し、幅員約25m、延長約100mの通路として整備するものです。

新宿駅東西自由通路
画像:JR東日本プレスリリース

東西自由通路の供用開始に合わせ、自由通路に面した東西の2カ所の改札を設置します。改札の名称も変更し、東口改札→東改札、西口改札→西改札、中央東口改札→中央東改札、中央西口改札→中央西改札、南口改札→南改札、東南口改札→東南改札とします。

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まだまだ改造は続く

新宿駅東口では、駅前広場の歩行者空間拡張工事を進めていて、こちらも7月中旬に完成予定です。歩行者と車両の動線を分離するため、駅前広場内の車両動線を変更し、歩行者空間を拡大します。東口駅前広場の全体整備は2021年3月に完成する予定です。

新宿駅東口広場整備
画像:JR東日本プレスリリース

長い工事が続いていた新宿駅ですが、東西自由通路の完成により、ようやく一区切りとなりそうです。

ただ、新宿駅の再整備プランとしては、JRだけでなく各社を巻き込んだ「新宿グランドターミナル」構想があり、こちらはまだ緒についたばかり。線路上にデッキを整備するなど壮大な計画があり、最終完成は2040年頃とされています。これからも新宿駅周辺では大改造が続きそうです。

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