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札沼線医療大学~新十津川間、沿線自治体が廃止受け入れへ

10月中に正式合意へ

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JR北海道が廃止の方針を示している札沼線北海道医療大学~新十津川間について、沿線の全ての自治体が廃止を受け入れる方針を固め、正式に合意表明をする見通しとなりました。

検討会議で受け入れ合意へ

札沼線北海道医療大学~新十津川間(札沼北線)は、2006年11月にJR北海道が「単独では維持困難」とした10路線13区間のうちの一つです。

2018年2月に北海道の有識者会議が公表した『鉄道網のあり方』では「他の交通機関や利用の状況などを踏まえる必要」と表記され、北海道も廃止を受け入れる方針を示唆していました。同じ時期に、JR北海道は、札沼線の代替交通案を提示しています。

札沼北線の沿線には、当別町、月形町、浦臼町、新十津川町の4町がありますが、このうち当別町を除く3町はすでに廃止受け入れを表明済みです。北海道新聞2018年10月2日付によりますと、残る当別町も廃止を受け入れる方針を固め、10月中旬に開催される札沼線沿線まちづくり検討会議で4町として廃止受け入れに合意し、表明する見通しとなりました。

道新によると、「当別町の宮司正毅町長は『JRとの協議は大筋合意に至った』と話している」とのことで、廃止後の代替交通に関するJRとの話し合いも、一定段階まで進んでいるようです。

札沼線

廃止は1年前に届け出

具体的な廃止時期はまだ決まっていないようですが、JR北海道は経営改善を求められている立場でもあり、自治体と廃止合意した路線の運行を長引かせることはできないでしょう。

鉄道事業法では、路線を廃止する場合、1年前までに国土交通大臣へ届け出なければなりません。法律上は地元との合意は必要なく、国土交通大臣の通知があれば、1年以内の廃止も可能です。

過去の鉄道廃止事例では、地元と合意後、届け出をして1年後に廃止する場合が多いです。札沼線についても、今後自治体と正式協議に入り、届け出から1年後に廃止するならば、スケジュール的には2020年春(2019年度末)が一つの区切りになりそうです。それより遅くなる場合でも、2021年春(2020年度末)には、札沼北線が姿を消しそうです。(鎌倉淳)


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