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パキスタン航空が日本路線から撤退へ。往年のバックパッカー御用達エアライン

たぶん着く

パキスタン航空の北京~成田線が運休します。かつてはバンコク経由で運航し、バックパッカー御用達の航空会社として知られてきましたが、ついに日本路線から姿を消します。

「Perhaps I’ll Arrive」

パキスタン国際航空は、カラチを本拠地とするパキスタンの航空会社です。3レターコードはPIA(Pakistan International Airlines)。1980~90年代には、運航の不安定さから、「Perhaps I’ll Arrive」(たぶん着く)と揶揄されていました。当時の海外バックパッカーならご存じでしょう。

かつての日本路線は、成田~マニラ~バンコクを経てカラチへ向かう、南回りでした。成田~バンコク間は格安運賃のオープンチケットを販売していることで知られており、バックパッカーの間では、エジプト航空、ビーマンバングラディシュ航空と並び「格安御三家」と称されることもありました。

パキスタン航空
Terry Whalebone from Bolton, UK [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

赤字削減のため

現在はバンコク経由ではなく、成田~北京~イスラマバードという週2便の路線になっています。このうち、成田~北京間が、2019年2月15日の運航を以て運休することが明らかになりました。

英字紙「THE EXPRESS TRIBUNE」電子版によりますと、同社は多額の負債に苦しんでおり、「東京路線で年間3億ルピー(約2.3億円)の赤字が生じていることを踏まえての措置」であるとしています。

要するに、赤字削減の一環として成田から撤退するわけです。同社は成田以外に日本で就航している空港はなく、日本路線から撤退することになります。

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思い出深い路線

パキスタン航空の利用経験のある方は少ないと思いますが、利用したことのあるバックパッカーには思い出深い路線ではないでしょうか。

かくいう筆者も、90年代前半に、バンコク~成田間で片道だけ利用したことがあります。14時間くらい遅れて到着し、マニラ経由で時間がかかったものの、「Perhaps I’ll Arrive」というフレーズのおかげで、気長に過ごせた気がします。

数々の若きバックパッカーを乗せて、アジアの大地に運んでくれたPIA。経営危機を乗り越えて、日本の空に戻ってくることを願っておきます。(鎌倉淳)