「ローカル路線バスで鬼ごっこ!」の第7弾が放送されました。太川陽介と松本利夫がチームを率いて対戦する番組です。バスの乗り継ぎ部分について、少しだけ分析してみました。
なお、以下はネタバレ100%です。また、記事公開後に加筆・修正することがあります。あらかじめご了承ください。(文中敬称略)
きたりえ、馬場ももこも参加
テレビ東京の「路線バスで鬼ごっこ!」は、「ローカル路線バスの旅」シリーズの企画の一つ。2022年8月3日に放送された第7弾では、ルイルイこと太川陽介とEXILEの松本利夫がそれぞれチームを率い、金沢市~富山市で対戦しました。太川チームには元AKB48の北原里英と野性爆弾のロッシーが参加。松本チームには元テレビ金沢アナウンサーの馬場ももこと、俳優の竹財輝之助が参加しました。
「鬼ごっこ」のルールは、ミッションをこなしながら逃げるチームを鬼チームが追いかけ、写真を撮れば攻守交代するというもの。2日間の勝負で、先にゴールしたチームが勝者となります。
オプションとして「宝箱」の置いてある場所へ行けばタクシー代が得られます。気になった局面について、少しだけ乗り継ぎを検証してみましょう。
水バラ ローカル路線バス対決旅 路線バスで鬼ごっこ第7弾 能登半島夏休み対決
【出演】太川陽介、北原里英、ロッシー(野性爆弾)、松本利夫、馬場ももこ、竹財輝之助
【放送日】2022年8月3日(水) 18時25分~21時54分(テレビ東京系列)
局面ごとに検証
「路線バスで鬼ごっこ」は、鬼と逃げ子が途中で入れ替わり、入れ替わった際に鬼は「ロック」され、一定時間その場にとどまらなければならない、というルールがあります。そのため、全体の乗り継ぎを検証することに意味はありません。
ここでは、局面ごとに、他の乗り継ぎ方法がなかったかを検証してみます。以下、実際ルートは「▼」、検証ルートは「▽」で示します。表示している時刻は定刻で、番組ではっきり表示されなかった乗り継ぎは筆者による推測です。☆はチェックポイント、金額は獲得金額です。距離はGoogleマップでの計測です。
城址公園前07時27分発に乗れなかったら
1日目、太川チームは、城址公園前07時27分発のバスに乗車しました。ゲームの開始時刻は07時30分ですので、本来なら乗れない便ですが、遅延が生じていたのです。小杉駅での接続もよく、太川チームは9時までに第1チェックポイントのきときと食堂に到着しました。
▼太川チーム
城址公園前07:27→08:06小杉駅08:12→08:36新湊信用金庫前→徒歩1.2km→きときと食堂☆
※Googleマップのルートは概略です。実際のルートを正確に示しているわけではありません。(以下同)
もし、城址公園前07時27分発のバスに乗れなかったらどうなっていたでしょうか。同じ小杉方面行きのバスの次便を利用すると、以下のようになります。
▽太川チーム
城址公園前07:52→08:25本開発→徒歩0.3km→本開発中08:31→09:01新湊信用金庫前→徒歩1.2km→きときと食堂☆
実際ルートより25分遅れて新湊信用金庫前に到着します。松本チームのきときと食堂到着は9時26分頃でしたので、それよりは早いでしょう。しかし、第1チェックポイントのミッションを潰されていたであろうという点で、結果は同じです。
城址公園前に話を戻すと、7時52分発の小杉方面行きの前に、国立高専方面行きのバスもあります。これに乗っていた場合は、以下のようになります。
▽太川チーム
城址公園前07:42→08:11練合東口→練合08:47→08:57新湊東口→徒歩2.5km→きときと食堂☆
この場合、練合で松本チームに追いつかれます。第1チェックポイントのミッションも奪われていたでしょう。
練合で降りなかったら
追いかける松本チームに視点を移します。松本チームは、城址公園前08時07分発のバスで、国立高専方面に向かいました。このバスを終点まで乗らずに、練合で降車し、新港東口行きのバスに乗り継ぎました。
▼松本チーム
城址公園前08:07→08:36練合東口→徒歩0.3km→練合08:47→08:57新港東口→徒歩2.5km→09:26きときと食堂☆
仮に練合で降車しなかったら、どうなっていたでしょうか。
▽松本チーム
城址公園前08:07→08:44国立高専→徒歩0.1km→富山高専口08:46→08:57新港東口
国立高専バス停と、富山高専口のバス停は100mほど離れています。乗り継ぎ時間は2分ありますので、ギリギリで乗り継げた可能性もありますが、乗り継げない可能性も高いでしょう。乗り継げなかった場合、以下のようになります。
▽松本チーム
練合09:18→09:52市民病院→徒歩3.3km→10:20頃きときと食堂☆
練合から市民病院に向かうバスに乗り、きときと食堂に着くのは10時20分ごろになっていたと思われます。練合からきときと食堂まで歩くことも考えられますが、その場合は約7kmありますので、10時半頃になっていた可能性が高いでしょう。この時間では、太川チームのミッションをつぶせません。
実際には、この時点で太川チームは第1チェックポイントのミッションを終了していますので、きときと食堂に向かうことはなかったと思われますが。
伏木一の宮での遭遇
松本チームは、第1チェックポイントで太川チームのミッションを潰して、第2チェックポイントのある氷見へ向かいました。伏木一の宮の停留所にたどり着き、氷見方面のバスに乗ろうとしたところで、太川チームと出くわして捕まってしまいます。
▼松本チーム
きときと食堂→徒歩1.6km→10:25本町3丁目10:54→11:07中伏木駅前→徒歩2.9km→11:42伏木一の宮(11:49に乗ろうとして拘束、60分)13:09→13:37氷見中央
松本チームがきときと食堂から氷見へ向かう際の、これより早く着く乗り継ぎは見つかりません。つまり、松本チームは最善を尽くしましたが、伏木一の宮で太川チームに捕まりました。
追いかける太川チームの乗り継ぎも見てみましょう。
▼太川チーム
きときと食堂09:56→徒歩1.2km→新湊信用金庫前10:11→10:42本開発中→徒歩0.3km→本開発11:02→11:15広小路11:30→伏木一の宮(確保)→12:20幸町西
太川チームは、この乗り継ぎで、本開発と広小路の2箇所でショートカットをしています。この2箇所のショートカットをしなかったらどうなっていたでしょうか。
▽太川チーム(本開発ショートカットなし)
新湊信用金庫前10:11→10:52小杉駅前/小杉11:01→11:15広小路
▽太川チーム(広小路ショートカットなし)
本開発11:02→11:29高岡駅前11:23→12:20幸町西
このように、本開発ショートカットをしなくても、時刻表上は小杉で乗り継げます。一方、広小路でショートカットをしないと、高岡駅では乗り継げません。つまり、二度のショートカットのうち、広小路には大きな意味があったといえます。
仮に、太川チームが広小路で降りずに高岡駅まで乗ってしまったら、氷見方面行きのバスは1便遅くなります。となると、伏木一の宮で松本チームを捕まえることはできなかったでしょう。
七尾で攻守交代したら
第2チェックポイントの後、宝箱のひみ番屋街で攻守交代があり、松本チームが逃げ子のまま、七尾にある第3チェックポイントの松乃鮨のミッションも終了します。
次のチェックポイントは羽咋市のユーフォリア千里浜でした。
時刻は18時前。この時間帯に七尾から羽咋に向かうルートは以下のように2つです。
・七尾駅前18:00→18:52高浜19:10→19:36羽咋小学校前(高浜ルート)
・七尾駅前18:15→19:27羽咋駅前(直行ルート)
実際には、松本チームが高浜ルートを採り、太川チームが直行ルートを採りました。松本チームは、太川チームに見つからないよう、次のバス停まで行って隠れて難を逃れましたが、もし、七尾市内で松本チームが捕まっていたらどうなっていたでしょうか。
捕まるタイミングと、サイコロの出目にもよりますが、うまくいけば、最終の高浜行きに乗車できます。
▽松本チーム
七尾駅前18:56→19:48高浜(宿泊)
高浜07:37→08:15羽咋駅前
このように、1日目が高浜泊となり、翌朝のスタート時刻である07時30分以降のバスに乗っても、羽咋市内に8時過ぎに到着できます。この場合、大勢に影響はないでしょう。
ただ、七尾市でバスに乗る直前に捕まり、サイコロの出目が「60分」になってしまった場合、七尾駅前18時56分のバスには乗れません。その場合、以下のようになります。
▽松本チーム
七尾駅前09:00→09:56羽咋駅前
羽咋市内に入るのが10時頃になってしまいます。この場合、道の駅のと千里浜09時43分発のバスに乗車できず、太川チームと大差が付いてしまいそうです。
ルイルイが松本チームをあえて追いかけない判断をしたのは、最終バスの直前で捕まえると、番組制作に支障が出かねないことを察したのかもしれません。
松本チームの快進撃
1日目は、第4チェックポイントのユーフォリア千里浜で太川チームが松本チームを捕まえ、攻守交代となり終了となりました。
つづいて2日目です。
太川チームは7時30分に宿をスタートし、宝箱を獲得してから、第5チェックポイントのうみっこランドへ向かいました。
▼太川チーム
ユーフォリア千里浜07:30→徒歩1.7km→羽咋駅→タクシー1.6km→バロー羽咋店(宝箱1,000円)→タクシー1.6km→アルビス→徒歩3.1km→宝達志水病院09:20→09:46宝達駅西口→タクシー6.6km→学園台10:28→11:14うみっこらんど前☆
宝箱を獲った後、松本チームと出くわさないように宝達志水町方面へ逃れ、コミュニティバスを乗り継いでうみっこらんどに到達しています。なかなか難しい乗り継ぎを、うまくこなしたあたりは、さすがルイルイです。
これに対し、松本チームは、次のような乗り継ぎで追いかけます。
▼松本チーム
ユーフォリア千里浜07:55→徒歩2.5km→バロー羽咋店(宝箱2,000円)→徒歩2.9km→道の駅のと千里浜09:43→10:12JA石川かほく宇ノ気支店→徒歩2.2km→10:50頃うみっこランド☆
ユーフォリアを30分遅く出発した松本チームが、30分以上早く、うみっこらんどに到着しました。
この快進撃を演出したのが、道の駅のと千里浜からの「ランRunBus」です。これは、2021年10月に運行を開始した民間の無料バスで、ルート上にある施設や店舗からの協賛金で運行されています。形態としては「一般貸切旅客自動車運送事業」で、いわゆる貸切バスです。
一般的な路線バスである「一般乗合旅客自動車運送事業」とは異なりますが、誰でも自由に乗降できるので、ルールとしては利用可能とされました。
千里浜からかほくまで、のと里山街道という自動車専用道路を走るので、停留所が少なく、あっという間に着きます。この俊足のおかげで、コミュニティバスを乗り継いできた太川チームの先手を取ることができたのです。
うみっこランドに早く着く方法
ただ、太川チームは、さらに早く着く方法もありました。以下のルートです。
▽太川チーム
ユーフォリア千里浜07:30→徒歩1.2km→羽咋中学校前07:45→07:57高松SA→徒歩0.1km→道の駅高松08:30→09:18うみっこランド前☆
羽咋中学校前を07時45分に出る「富来急行」というバスに乗れば、のと里山街道に入り高松SAまで10分あまり。すぐ近くにある、道の駅高松のバス停からかほく市のコミュニティバスに乗れば、9時18分にうみっこランドに着くことができました。
富来急行は「高速バス」の一種ですが、今回、のと里山街道は下道と解釈されたので乗車可能でした。羽咋駅にも立ち寄りますので、1日目に太川チームが羽咋駅に着いたときにバス停を調べていれば、情報を得ることは可能だったでしょう。
富来急行を使い、うみっこランドでのミッションを終えた後、次のように乗り継げば、金沢駅には13時前に到着していました。
▽太川チーム
うみっこランド→徒歩2.1km→イオンモールかほく10:51→11:30アピタタウン金沢ベイ→徒歩0.3km→無量寺ベイパーク前12:16→12:39金沢駅西口
こうなってしまうと、太川チームのワンサイドゲームになってしまい、番組としては盛り上がらなかったかもしれません。
内灘ルートを採っていたら
終盤、気になったのは、松本チームのイオンモールかほくから金沢へのルート選びでしょう。
▼松本チーム
うみっこランド11:48→タクシー2.4km、1,360円→11:55イオンモールかほく12:17→タクシー7.4km→2,560円→12:33津幡駅前14:07→14:45小橋町→徒歩→ひがし茶屋街☆
松本チームは、うみっこランドからタクシーでイオンモールかほくに出た後、内灘ルートか津幡ルートかの選択肢で悩みます。結局、地元アナだった馬場の強い推しもあって、津幡ルートを選びました。しかし、津幡駅前で1時間半以上の待ち時間となってしまいました。
このとき、内灘ルートを選んでいた場合、どうなっていたでしょうか。
▽松本チーム
イオンモールかほく→タクシー5.8km→白帆台13:05→13:25内灘駅14:10→14:37金沢駅西口/東口14:50→15:00橋場町☆
イオンモールから比較的近い白帆台というバス停までタクシーに乗り、内灘で乗り継ぐと、金沢駅に着くのが14時40分頃。これは、太川チームとほぼ同じです。つまり、金沢駅で太川チームに遭遇して捕まっていた可能性が高そうです。仮に捕まらなかったとしても、橋場町に着くのが15時で、松本チームの実際ルートより遅くなります。
こうして検討してみると、イオンモールから津幡ルートを採った松本チームの選択は正しく、馬場のアドバイスは的確だったことになります。
太川チームが勝つ方法
最終の第8チェックポイントでラーメンを食べた後、逃げ子の太川チームは、近くの病院まで歩いた後、タクシーを拾って宝箱を取り、金沢駅まで向かいました。
▼太川チーム
らーめん世界松任店→徒歩0.7km→17:03南が丘病院→タクシー2.5km→清金中宮神社(宝箱4,000円)17:33→タクシー9.8km→18:08頃金沢駅東口/西口(拘束)
一方の松本チームは、三日市のバス停に戻り、金沢駅へ向かっています。
▼松本チーム
らーめん世界松任店→徒歩0.6km→三日市17:21→18:08金沢駅西口/東口(確保)18:06→18:44金沢港クルーズターミナル
金沢駅では、松本チームが太川チームを確保した直後に、遅れてきた金沢港フェリーターミナル行きのバスが入線。松本チームが乗車し、そのままゴールしてしまいます。ルイルイとしては不運だったというほかありません。
では、松本チームがこのバスに乗ることを大前提とした場合、太川チームが勝つ方法はあったのでしょうか。
もっとも簡単な方法としては、らーめん世界にタクシーを呼んでおき、三日市の一つ金沢駅寄りのバス停・堀内町からバスに乗る、という方法でしょう。
▽堀内町ルート
らーめん世界松任店→徒歩1km→堀内町17:07→17:51金沢駅前東口/西口18:00→18:20戸水→徒歩1.6km→金沢港
この堀内町からのバスは、松本チームが三日市で乗り逃した金沢行きです。タイミング的に、太川チームがらーめん世界から堀内町へ直行していたら、おそらく間に合ったでしょう。その場合、時刻表上では金沢駅に17時51分に到着し、直後に出る戸水行きのバスに乗ってしまえば、松本チームより早くゴールできそうです。
あるいは、ラーメン店にタクシーを待たせておき、南が丘病院に直行してもよかったかも知れません。
▽南が丘病院ルート
らーめん世界松任店→タクシー0.7km→南が丘病院16:58→17:47金沢駅前東口/西口18:00→18:20戸水→徒歩1.6km→金沢港
ラーメン店でタクシーを待たせておけば、実際には南が丘病院で間に合わなかった16時58分のバスに乗ることができ、金沢駅に約50分で着いて、リードしたままゴールできたであろう、ということです。
宝箱を獲っても勝てるか?
今回は、最後の宝箱が、最終チェックポイントからみてゴールと逆方向に配置されていました。そのため、宝箱を獲りにいくと、勝利はなかなか難しくなります。
それでも勝つ方法を考えてみると、たとえば以下のような乗り継ぎがあります。
▽香林坊ルート
南が丘病院→タクシー2.5km→清金中宮神社(宝箱4,000円)17:33→タクシー9.3km→香林坊18:08→18:30県庁前→タクシー2.4km→金沢港
上記は一つの例ですが、松本チームに捕まるリスクを減らすため、金沢駅に立ち寄らないことが重要です。その場合、タクシーが常駐している可能性の高い県庁前が一つのポイントで、市街地から県庁前へ直行すれば、太川チームに勝利の可能性はあったように感じます。
あるいは、金沢市中心部までバスに乗り、中心部から一気に金沢港へタクシーを使うという考え方もあるでしょう。
▽大額ルート
南が丘病院→タクシー2.5km→17:31清金中宮神社→タクシー2.9km→大額3丁目17:43→18:13武蔵が辻→タクシー6.6km→金沢港
この乗り継ぎでは、宝箱を取ったあと、大額3丁目へ向かいバスを捕まえています。ここで乗車するバスはゴール近くの金石まで行くので、ルイルイが選ぶことは不可能ではなかったでしょう。
ただ、金石まで乗ってしまうとゴール時刻が遅くなるので、タクシーを捕まえやすい金沢市中心部まで行って、バスを降りてタクシーを拾えば、最終局面で逆転できていたかもしれません。
もちろん、上記のいずれの乗り継ぎも、渋滞でバスが遅れたらどうなるかわかりません。したがって、全ては机上論です。
それは承知の上ですが、最終局面で、太川チームが使えたタクシー代は約5,000円。これを金沢市内の渋滞に浪費してしまったことが、もったいなかったと思わずにはいられません。
まとめてみると
今回の松本チームの勝利は、最終局面で、遅れて来たゴール行きのバスに乗れた、という僥倖によりもたらされました。その意味では、どちらに転んでもおかしくない結果でしたし、松本チームの運がよかったに過ぎないともいえます。
ただ、全体を振り返ってみると、太川チームにはミスが散見されますが、松本チームにミスらしいミスはなく、2日間を通じて乗り継ぎが上手だったといえるでしょう。その点で、松本チームは勝利者にふさわしいといえます。
太川チームは、最終チェックポイントからゴールへのアプローチで、松本チームをうまくやりすごせば逃げ切れたようにも思えます。ゴールと逆方向の宝箱をわざわざ獲りにいってしまったことが、勝利を難しくしてしまったように感じられました。
宝箱は、獲らなければ進めない場合もありますが、獲ることで遅くなることもあります。タクシー代を得られますが、代償が高く付くこともある「魔物」です。今回は、ルイルイが魔物に取り込まれてしまったということでしょう。
これで松本チームが4勝3敗と勝ち越しました。次回も楽しみです。(鎌倉淳)