さよなら「ムーンライトながら」。廃止を正式発表。25年の歴史に幕

JRが運転終了を宣言

JR東日本とJR東海が、「ムーンライトながら」の運行終了を正式発表しました。「大垣夜行」から続く東海道線座席夜行列車が姿を消します。

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春の増発列車で告知

JR東日本は、2021年1月22日に春の増発列車の概要を発表しました。そのなかで、快速「ムーンライトながら」について触れ、「お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします」と明記しました。

JRが増発列車の概要を発表する際に、運行しない列車に触れるのは異例です。また、不定期列車の運行終了を宣言することも、あまりありません。近年では、快速「ムーンライトえちご」が2014年を最後に、快速「ムーンライト信州」が2018年を最後に運行をしていませんが、こうした形での「運行終了宣言」はありませんでした。

「ムーンライトながら」は、1968年に運行を開始した、いわゆる「大垣夜行」から続く、長い伝統を誇る東海道線の座席夜行列車です。今回の終了宣言は、JRがその歴史に対する敬意を見せたとも解釈できますし、問い合わせの多さに閉口したから、かもしれません。

ムーンライトながら

「ムーンライト」が全廃

なんであれ、これにて快速「ムーンライト」は全列車が姿を消すことになります。夜行快速としての「ムーンライト」の起源は1985年に設定された新潟方面への団体臨時列車とされています。「ムーンライトながら」の名称は、1996年に名付けられました。

一時は東北や九州、四国にも展開した快速「ムーンライト」ですが、団体臨時列車から数えて36年、「ムーンライトながら」のスタートから数えて25年で、JR線から正式に姿を消すことになります。

長いあいだ、便利な旅をありがとうございました。そして、さようなら。

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