JR中央本線の新宿～白馬間に、夜行特急「アルプス」が運行されます。運転日、時刻表、停車駅、価格などをみていきましょう。
2024年夏の4日間に運行
特急「アルプス」は、2024年夏の多客期に運転される臨時列車です。新宿～白馬間を結ぶ、いまどき珍しい夜行列車です。
運転日は少なく、7月12日、8月9日、9月13日、20日の4日間のみ。連休とお盆の前夜に運行します。北アルプスを目指すハイカー向けです。
車両はE257系9両編成で、全車指定席です。
特急「アルプス」の時刻表と停車駅
特急アルプスの時刻表と停車駅は以下の通りです。
■特急「アルプス」時刻表
新宿23:58→24:33立川24:33→24:43八王子24:44→05:03松本05:10→05:52信濃大町05:53→06:22白馬
八王子を出ると松本まで停まりません。北アルプスを訪れる首都圏の登山客をターゲットにした列車なので、甲府や上諏訪などは通過する、ということでしょう。
■特急「アルプス」運転日
7月12日、8月9日、9月13日、20日
特急「アルプス」の利用料金
特急「アルプス」には、通常の特急料金（グリーン席利用の場合はグリーン料金）で乗車できます。運賃とあわせた価格は以下の通りです。
■特急「アルプス」の価格（乗車券込み）
新宿→松本 普通席6,620円、グリーン席10,280円
新宿→信濃大町 普通席7,390円、グリーン席11,050円
新宿→白馬 普通席8,050円、グリーン席11,710円
上記は7月12日、9月13日、20日の価格（繁忙期）です。8月9日発は最繁忙期価格となり、200円上乗せされます。
夜行バスと比べると？
松本方面の夜行バスと比較してみましょう。バスの時刻表は以下の通りです。
■アルピコ交通夜行バス時刻表（主要バス停）
バスタ新宿23:05→安曇野穂高04:27→信濃大町駅前05:02→白馬八方05:44→栂池高原06:04
夜行バスの価格は、新宿～安曇野、信濃大町間が7,200円、新宿～白馬が7,800円です。
価格も所要時間も、夜行バスと特急「アルプス」に大きな違いはありません。ただ、バスのほうが登山口に近い場所まで行ってくれるという利便性はあります。
なお、今シーズンは、夜行バスの扇沢直行便（新宿～扇沢）が運転されません。そのぶん、白馬便が混雑する可能性もありますので、ハイカーの方は、JR特急利用も検討されるといいでしょう。（鎌倉淳）
