新幹線で名古屋~京都を格安旅行する方法まとめ【2022年版】格安チケット、割引きっぷを全網羅

のぞみなら30分余

「新幹線で名古屋~京都を安く行く方法」について、2022年の最新情報を反映してまとめてみました。「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3列車について、かなり基本的なことから、ややマニアな買い方までご紹介します。

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名古屋・京都価格比較

東海道新幹線で名古屋~京都を旅行する場合、正規運賃・料金は、「のぞみ」指定席の場合で5,910円(通常期)。「ひかり」「こだま」の指定席が5,700円(同)。自由席が5,170円です。これがいわゆる「通常料金」です。

夏休みなどの繁忙期は指定席料金が200円増し、旅行者の少ない閑散期は200円引きになります。自由席は通年同額です。

名古屋~京都間の新幹線の割引きっぷを、以下に表にしてまとめておきます。詳細は下のほうで説明していきます。

名古屋~京都の新幹線価格比較(通常期)
きっぷ 価格
指定席通常価格(のぞみ) 5,910円
指定席通常価格(ひかり) 5,700円
自由席通常価格 5,170円
EXこだまファミリー早特 4,180円
EXこだまグリーン早特 5,320円
エクスプレス予約 4,910円
株主優待割引(のぞみ指定席) 4,720円
株主優待割引(自由席) 4,570円
ぷらっとこだま 4,500円
日帰りツアー 往復8,500円~
パッケージツアー 往復14,000円~
ダイナミックパッケージ 往復14,000円~

 

JR京都駅新幹線

自由席を使う

まず、基本的なルールとして、新幹線では自由席に乗ると安くなります。上述したように、自由席の価格は「のぞみ」「ひかり」「こだま」とも同額で5,170円です。これだけで「のぞみ」指定席より約12%も安くなりますので、簡単ですが効果的な格安旅行法です。

「のぞみ」自由席 5,170円

自由席は席の確保が心配になりますが、名古屋から乗る場合は、新大阪行きの列車に乗れば、空席にありつける可能性が高いでしょう。京都から乗る場合は、新大阪発の列車を選びます。要は、時刻表を確認し、新大阪行/発の列車に乗ればいいのです。

万一座れなかったとしても、名古屋~京都は「のぞみ」で34分程度なので、我慢できる時間です。

「ひかり」「こだま」に乗る

どうしても指定席がいい、という人は、「ひかり」「こだま」に乗ると「のぞみ」より210円安くなります。「ひかり」「こだま」の指定席料金は通常期5,700円です。

「ひかり」「こだま」指定席 5,700円

「のぞみ」「こだま」では名古屋~新大阪は約34分ですが、「ひかり」「こだま」では、列車により50分くらいかかることもあります。

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スマートEX

スマートEXは、東海道新幹線のインターネット予約です。会員制サービスですが、年会費は無料です。利用にはクレジットカードが必要です。また、交通系ICカード(Suica、TOICA、ICOCAなど)があれば、チケットレスサービスも利用できます。

スマートEXサービスを使うと、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の指定席が通常価格の200円引きで利用できます。

スマートEXサービスだけではそれほど安くありませんが、スマートEXで利用できる名古屋~京都間の普通車指定席の割引きっぷには、以下のものがあります。

EXこだまファミリー早特(3日前まで、2名以上、こだま限定)4,180円
EXこだまグリーン早特(3日前まで、こだまグリーン限定)5,320円

エクスプレス予約

エクスプレス予約は、東海道新幹線の有料会員制インターネット予約です。一般会員制度はなく、年会費1,000円のクレジット会員になると利用できます。そのため、ちょっと敷居が高いのですが、4,910円で「のぞみ」普通車指定席が利用できます。

エクスプレス予約では、上記のスマートEXの割引きっぷも利用できます。

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JR東海株主優待券

JR東海の株主優待券を利用すれば、1枚につき運賃・料金が10%割引になります。2枚まで同時使用できますので、東海道新幹線が20%引きで利用できます。名古屋~新大阪では、のぞみ指定席が4,720円、自由席が4,130円です。

株主優待割引(のぞみ指定席) 4,720円[要株主優待券2枚]
株主優待割引(のぞみ自由席) 4,130円[同上]

株主優待券は金券ショップなどで購入でき、相場は1枚1,000円程度です。1枚1,000円で入手した場合、「のぞみ」指定席が6,720円、自由席が6,230円となります。

したがって、金券ショップで株主優待券を購入すると、かえって高くなるので、この方法は使えません。

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ぷらっとこだま

東海道新幹線の格安チケットの定番が「ぷらっとこだまエコノミープラン」。JR東海ツアーズという旅行会社が出している商品です。名古屋~京都が通常期4,500円で、通常価格より21%安くなっています。繁忙期は600円高くなり、5,100円となります。

その名の通り、「こだま」しか乗れません。「こだま」では、名古屋~京都は約50分かかります。「のぞみ」は約34分ですから、所要時間は約1.5倍です。

こだま普通車指定席(通常期)4,500円
こだま普通車指定席(繁忙期)5,100円

前日までに購入しなければならない、JRの駅の窓口では購入できない(JR東海ツアーズの窓口、ネットのみ)、列車変更などができない、などの制限がありますが、東海道新幹線で名古屋~京都を移動するときに最安値のきっぷです。

JR日帰りツアー

往復の新幹線がセットになった日帰り専用の旅行商品(パッケージツアー)です。JR東海ツアーズが取り扱っています。1名から利用可。「のぞみ」も利用できます。

新幹線指定席往復で8,500円~8,800円程度

片道あたりなら4,000円あまりで名古屋~京都間を日帰り利用できるので、とてもお得です。日帰り旅行なら、「ぷらっとこだま」よりもこちらがおすすめです。ただし、利用できる列車は限られます。通信可能なスマートフォンが必要です。電子クーポン付き。

レールパック

往復の新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)です。日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」が有名です。2名1室利用で一人13,000円程度~。1名利用の場合は、2,000円ほど高くなります。

新幹線指定席往復+ホテル1泊で13,000円程度~

週末や繁忙期は高くなりますが往復13,000円程度で宿泊も付いてくるのですから、価格的にはお得です。利便性の高いビジネスホテルだと少し高くなりますが、それでも15,000円程度から設定があります。ただし、時間帯のいい列車は値段が高くなります。出発6時間前まで予約できます。

【公式】日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」 [PR]

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ダイナミックパッケージ

ダイナミックパッケージは、お好みの新幹線と宿泊ホテルを組み合わせて、インターネット上で予約、決済するパッケージです。

東海道新幹線のダイナミックパッケージは、「JTBダイナミックパッケージMySTYLE」などで利用でき、同サイト上で予約・決済し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。

上記「レールパック」との違いは、列車とホテルの組み合わせの自由度が高いことです。とくに、JTBのダイナミックパッケージは、乗り遅れても後続列車の自由席に乗車可能の設定もあり、利用しやすいのが特徴です。

新幹線指定席往復+ホテル1泊で13,000円程度

出発前日まで予約できます。

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乗車券の分割購入

乗車券を分割購入する方法もあります。

[運賃]
名古屋~岐阜 470円
岐阜~京都 1,980円
合計2,450円

分割購入乗車券+新幹線自由席特急券 4,980円

通算で買うよりも、190円安くなり、新幹線回数券より安いです。駅の窓口で購入できます。

ただし、自動券売機では買えませんし、新幹線乗降時の自動改札では引っかかりますし、利用するときはちょっと面倒です。

まとめてみると

新幹線の魅力は、飛行機のような面倒な手続きなく気軽に乗れて、しかも速い、という点です。その魅力を消さない格安きっぷは、自由席という平凡な結論になってしまいます。着席できるかの心配はあるものの、30分程度の時間なので、多くの人は座れなければ座れないで問題なさそうです。

株主優待券を持っているなら、株主割引もいいでしょう。ただし、金券ショップで株主優待券を買うとなると、おトクにはなりません。

安さを追求するなら「ぷらっとこだま」です。4,400円は、一人で旅行する場合は最安値です。名古屋~京都間では、「こだま」でもそれほど時間がかかるわけではないので、おすすめできます。

日帰りならJR東海ツアーズの日帰りツアーが、片道当たり4,000円台でお得です。

宿泊を伴う旅行なら日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」などが魅力的です。価格も手ごろで、前日または当日でも予約できるのは便利です。安く行くなら、まずはこうした旅行会社のウェブサイトを検索してみるのもよさそうです。(鎌倉淳)

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