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JR東日本、初の「運行路線廃止」。久留里線末端、27年3月末限り

久留里~上総亀山間9.6km

JR久留里線の久留里~上総亀山間が、2027年3月末限りで廃止されます。JR東日本が正式発表しました。自然災害以外で、現に運行するローカル線をJR東日本が廃止するのは、久留里線が初めてです。

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2024年に廃止合意

JR久留里線は木更津~上総亀山間を走るローカル線です。末端部である久留里~上総亀山間9.6kmの利用状況が悪いことから、JR東日本が地元自治体の君津市などと協議を続けてきました。

君津市などが設置した検討会議が、2024年10月28日に「自動車中心への交通体系への移行」を提言する報告書を公表。事実上、廃止で合意し、代替交通の検討などを進めてきました。

2025年12月に、君津市の交通会議で代替バスの運行計画などが示されたことから、JR東日本は2026年2月9日に、年度内に国に鉄道事業の廃止を届け出ると正式発表。約1年後の2027年4月1日(3月末限り)に廃止する方針を明らかにしました。

久留里線上総亀山駅

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JR東日本が18年間費用負担

廃止後は、代替交通として路線バスが1日13往復運行する予定です。君津市がバス事業者に委託し、運行費用はJR東日本が18年間負担します。

JR東日本は、民営化後、岩泉線や大船渡線・気仙沼線の一部区間で鉄道を廃止しています。また、津軽線の一部区間の廃止も決まっています。しかし、いずれも自然災害の被害を受けた区間を復旧しないという形での廃線でした。

久留里線にはそうした事情はなく、JR東日本として、現に運行するローカル線を廃止する初めての事例となります。(鎌倉淳)

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