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関西万博へ東京から子連れで再び行ってみた。日曜日、事前予約ゼロからの挑戦

重要なのは「9時台の入場枠」

東京から子連れで二度目の大阪・関西万博に行ってきました。日曜日、前回以上に会場は混雑していていましたが、事前予約ゼロで海外パビリオンを中心に回ってみます。

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代休絡みの2日間に

筆者は開幕直後の4月に、小学5年生の息子を連れて万博を訪れています。そのときは、準備不足もあって、パビリオンをあまり見られませんでした。

物足りなさが残ったので、もう一度行くことにしました。今回は、6月8日(日)と9日(月)の2日間です。混雑する土曜日を避け、学校行事の関係で代休となった月曜日を利用しました。

土曜日夕方に東京を出て、新大阪駅近くのビジネスホテルに2泊します。3日間で、2回会場を訪れる計画です。

大阪・関西万博ミャクミャク

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万博の「隠れアトラクション」

初日は日曜日(6月8日)です。新大阪駅からのシャトルバスで万博の西ゲートに向かいます。

このバスは、阪神高速淀川左岸線の未開通区間を通ります。新大阪駅のバスターミナルを出発すると、新御堂筋で淀川を渡った先に、阪神高速のICが設けられていました。

未開通の高速道路を通ることじたいが、滅多にできない体験です。いわば、万博の「隠れアトラクション」といえます。

新大阪シャトルバス。高速淀川左岸線

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事前の準備が重要

新大阪駅から30分ほどで万博会場着。前回利用した、桜島駅からのシャトルバスに比べると、断然快適でした。

ただ、新大阪駅からのシャトルバスは人気で、チケットが取りにくいのが難点。筆者も一ヶ月前の発売日に予約して、8日分は確保できたものの、9日分は取り逃しました。

いまさらですが、今回の万博は、とにかく事前の準備が重要です。

新大阪駅シャトルバス

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午前中の空いているうちに

とはいうものの、今日も事前予約は全滅してしまいました。そのため、午前中の空いているうちに、できるだけパビリオンを回るという基本方針で臨みます。

西ゲートに到着したのは9時過ぎ。20分ほどかかって入場したので、場内に入ったのは9時半頃です。

歩きながら、パビリオンの当日予約をチェックすると、夕方の日本館を確保できました。日曜日なので、夕方は比較的空いているようです。

最初にスシローに立ち寄り、整理券を確保。それから、狙っていた海外パビリオンを、順番に見学します。

まずは、オーストラリア館。ユーカリの森林の再現が目を引きます。その後は、社会と自然の多様性を紹介する、映像中心の展示でした。

関西万博オーストラリア館

次に、ドイツ館。環境保護と自国産業のPRをしっかり両立させています。展示に細かい仕掛けがあり、子どもが楽しめるようになっていました。

関西万博ドイツ館

そして、シンガポール館へ。現代アートと、未来へのメッセージのような展示でした。

関西万博シンガポール館

海外パビリオンは、それぞれお国柄が出ているのが面白いところです。

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11時を過ぎると行列に

さて、10時半ごろに入ったドイツ館までは、目立った行列がありませんでしたが、11時半ごろにシンガポール館に入るときは、ちょっとした行列になりました。

万博は、時間帯ごとに入口ゲートで入場者を絞っているので、10時台まではストレスなく見学できます。しかし、11時を過ぎると、どのパビリオンも急速に行列が伸びてきて、気軽に出入りができなくなります。

関西万博の行列

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スシローへ

昼過ぎにスシローへ。前回もスシローに来たので、正直、今回は別の店に行きたかったのですが、息子の強い要望で再訪です。

万博のスシローは、朝一番で整理券を確保しておけば、いつ行っても順番に案内してくれるという素敵なシステムです。12時すぎでしたが、15分ほど待って入店できました。

手頃な価格と、親しんだ味、広い飲食スペース。大人としては、外国パビリオンのレストランに惹かれますが、子連れとしては、慣れたチェーン店は助かります。

関西万博スシロー

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国際機関館

スシローを出ると、昼下がりの時間帯です。

どのパビリオンにも気が遠くなるほどの行列ができています。1~2時間待ちはざらで、子連れで並ぶとなると躊躇します。

まだ空いていた国際機関館を覗いてみます。「国」や「国旗」は、たとえば小学校の地図帳などにも出てくるのですが、国際機関はあまり出てきません。その点で、息子の見聞を広めるにはいい場所です。

ASEANのブースにエアアジアの模型がありました。エアアジアは、いまやASEANを代表する航空会社なのか、と驚きます。

関西万博国際機関館

ミャクミャクハウスへ

18時頃の日本館の予約まで時間があるので、「ひとつだけ並ぼう」と息子の希望を尋ねたら、選んだのはなんと「ミャクミャクハウス」。ミャクミャクと触れあえる施設です。

せっかくの「万国博覧会」で、キャラクターの展示を見てもしょうがないのでは……、という言葉を呑み込み、1時間半ほど並んで入場。息子も自分で選んだからか、文句を言わずに並んでくれました。

ミャクミャクと写真取り放題で、これはこれで楽しかったです。

関西万博ミャクミャクハウス

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北欧館のカフェは…

少しくらいはパビリオングルメを楽しもうと、入ってみたのは北欧館の「The Nordic Food Bar」。夕方だからか、ちょうど行列のないタイミングで、すっと入れました。

オーダーしたのは、カルヤランピーラッカ(カレリアパイ)という、ライ麦パンにエッグバターを載せた菓子(1,280円)と、フグレン・コーヒー(850円)。高い…。

感想は……(以下略)。

IKEAのカフェのコスパの良さを再確認しました。日本で北欧を味わうなら、IKEA最強という結論になりました。

北欧館カフェ
カルヤランピーラッカ。写真ではわかりにくいですが、ふた口くらいで食べられるくらいのミニサイズで1,280円です。

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日本館の出来映え

18時すぎ、予約の時間になったので、日本館を見学します。

関西万博日本館

循環型社会をテーマにした内容のようですが、正直なところ、なぜこんな展示にしてしまったのか、という出来映えに感じられました。

関西万博日本館

万博の展示がその国の未来を示しているとすれば、日本館の展示は、我が国の行き詰まりを象徴しているように思えます。

関西万博日本館

ちょっと残念な気分で、この日のパビリオン巡りが終了となりました。

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9時台の入場枠確保が重要

ちなみに、この日は事前予約なしで6館(ミャクミャクハウス含む)を見学しましたが、うち3館が混雑の少ない午前中の約2時間に入ったものです。

事前予約をしなくても、9時台に入場すれば、多少は見学ができる、ということです。逆に言えば、9時台の入場枠確保こそが、万博見学において最も重要です。

見学を終えて、19時過ぎに、東口ゲートから地下鉄で引き揚げます。日曜日もこの時間になると客足は減っていて、待たずに乗車できました。

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関西万博のパビリオンが不足している件。東京から子連れで再び行ってみた【2】

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