関西空港へ安く行く方法まとめ【2024年版】南海、JR、バス、どれがいい?

梅田発となんば発

大阪市内~関西空港を安く行く方法を考えてみましょう。JR、南海電車、リムジンバスなどについて、2024年版として最新情報をお伝えします。

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関西空港への主要アクセスと価格まとめ

まずは、大阪市内~関西空港間の主要アクセス経路と価格を一覧リストで掲載しておきます。詳しいことは、下の方で説明しておきます。

成田空港への主要アクセスと価格
交通機関 主な区間 所要時間 定価 割引価格
南海「空港急行」 なんば~関西空港 44分 970円
南海特急「ラピート」 なんば~関西空港 37分 1,490円 1,350円
JR「関空快速」 大阪~関西空港 1時間8分 1,210円
JR特急「はるか」 大阪(うめちか)~関西空港 47分 2,410円 1,960円
リムジンバス 大阪駅前~関西空港 50分 1,600円 1,450円
リムジンバス OCAT~関西空港 48分 1,100円 950円

 

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南海「空港急行」

大阪市内から関西空港へ最も安くアクセスできるのが、南海電車の「空港急行」です。大阪なんば~関西空港が970円です。

なんば~関西空港間の所要時間は44分です。終日、ほぼ毎時4本(15分間隔)で運行しているので利用しやすく、価格も手ごろです。

なお、以前発売されていた「関空ちかトクきっぷ」「京都アクセスきっぷ」「関空アクセスきっぷ」は、2023年9月30日(土曜日)をもって発売を終了しています。

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南海特急「ラピート」

南海には、空港特急として「ラピート」も走っています。大阪なんば~関西空港間の所要時間は37分です。

特急料金はレギュラーシートが520円、スーパーシートが730円です。大阪なんば~関西空港間の正規価格は、運賃とあわせてレギュラーシートが1,490円、スーパーシートが1,700円です。

割引きっぷも設定されていて、定番は「関空トク割 ラピートきっぷ」です。レギュラーシートが1,350円、スーパーシートが1,560円となっていて、正規価格より140円お得です。

関空トク割ラピートきっぷは、特急停車駅などの窓口や券売機で、当日、簡単に購入できます。したがって、特段の理由がなければ、「ラピート」には「トク割」で乗車するのがいいでしょう。

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JR「関空快速」

JRの関空快速は、大阪・天王寺~関西空港を直結しています。大阪~関西空港の所要時間は1時間8分で価格は1,210円。天王寺~関西空港は53分で1,080円です。

大阪駅は環状線ホームの発着で、JR神戸線や京都線などとの乗り換えをしやすいのが長所。一方、阪急梅田駅や阪神梅田駅とは少し距離がありますし、関西空港までの所要時間もやや長めです。

JR特急「はるか」

JR特急「はるか」は、京都~新大阪~大阪~関西空港と結びます。大阪~関西空港の所要時間は47分で、価格は自由席2,410円指定席(通常期)2,940円です。

大阪駅はうめきたホームの発着なので、JR神戸線や京都線などとの乗り換えには少し時間がかかります。阪急梅田駅や阪神梅田駅との乗り換えも便利とはいえません。

割引きっぷはいくつかありますが、誰でも購入できるものとしては、前日・当日発売の「J-WESTチケットレス特急券」がいいでしょう。指定席が大阪~関西空港間で750円、天王寺~関西空港間650円です。乗車券とあわせると、大阪~関西空港間が1,960円、天王寺~関西空港間が1,730円となります。

J-WESTチケットレス特急券は、JR西日本のインターネット予約「e5489」への会員登録が必要ですが、無料会員でも購入できます。

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リムジンバス

関西空港には、いわゆる「格安バス」は発着しておらず、バス便はリムジンバスが主体です。

関西空港リムジンバスは、大阪駅前(梅田新阪急ホテル)~関西空港間が約50分で、片道1,600円です。往復で買うと2,900円(片道あたり1,450円)となります。

大阪駅前は、ハービス大阪にも発着します。ハービスの場合は、所要時間が12分プラスとなります。新阪急ホテルは阪急電車と、ハービス大阪は阪神電車との乗り換えが便利です。

リムジンバスで価格が安いのはOCAT発着で、片道1,100円、往復1,900円(片道あたり950円)です。OCATは各線なんば駅から地下街で直結しています。

OCAT発着のリムジンバスは低価格ですが、毎時1本程度の運行で、本数が少なめなのが難点です。往復でチケットを買った場合、帰路の飛行機の到着時刻によっては、1時間近くバスを待つハメになりますので、おすすめはしません。

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大阪~関西空港間を安く行く方法まとめ

大阪~成田空港間の移動で、安さににこだわるなら南海電車の「空港急行」でしょう。なんば~関西空港が970円です。

地下鉄(大阪メトロ)や阪神、近鉄沿線のように、なんばへ出やすい場所からアクセスする場合は、南海電車が第一選択肢になります。着席を求めるなら、OCATからのバスが1,100円でゆったり移動できます。

梅田を起点で考えると、梅田~なんば間の地下鉄が240円しますので、南海電車と足すと梅田~関西空港間が1,210円となり、JR関空快速と同額です。そうなると、乗り換えのない関空快速が便利かもしれません。

特急系は「ラピート」「はるか」の二択で、基本的にはなんば発着なら「ラピート」梅田(大阪駅)発着なら「はるか」と棲み分けができています。

価格は「ラピート」が「トク割」で1,350円とお手頃です。

阪急や阪神沿線からアクセスするのなら、梅田駅~大阪駅の乗り換えが面倒なので、地下鉄でなんばまで行って南海に乗るか、新阪急ホテルまたはハービス大阪からリムジンバスがラクかも知れません。(鎌倉淳)

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