ジェットスター・ジャパン、新運賃タイプの特徴と価格。「Plus」「Flex」はどう違う?

2024年6月リニューアル

ジェットスター・ジャパンの運賃タイプが新しくなりました。4つある運賃の3つをリニューアルしています。新運賃タイプの特徴と価格を簡単にご紹介しましょう。

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名称と内容を変更

ジェットスター・ジャパンは、2024年6月4日に運賃タイプの名称と内容を変更したと発表しました。4つあるエコノミークラスの運賃タイプのうち、基本運賃の「Starter」を除く3つをリニューアルしました。

新しい運賃タイプの名称は、「Starter」(変更なし)と、「Starter Plus」「Starter Flex」「Starter Flex Plus」です。それぞれ「ちゃっかりPlus」「フレックスBiz」「しっかりMax」から移行します。

【新旧運賃名称】
「Starter」→「Starter」(変更なし)
「ちゃっかりPlus」→「Starter Plus」
「フレックスBiz」→「Starter Flex」
「しっかりMax」→「Starter Flex Plus」

新運賃は、いずれも「Starter」をベースとし、タイプに応じて受託手荷物や座席指定、食事、変更などのオプションが付帯します。

また、今回のリニューアルでは、タイプにかかわらず、機内持ち込み手荷物の上限を7kgに、受託手荷物の上限を20kgに統一しました。

ジェットスター

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新運賃タイプの特徴と価格

新運賃タイプの特徴を簡単にご紹介します。参考価格は、筆者が成田~福岡間で検索した際の追加料金の金額です。

Starter

ジェットスターの基本運賃。機内持込の手荷物は7kgまで。受託手荷物と座席指定は有料。

Starter Plus

受託手荷物と座席指定、食事・飲み物が含まれます。受託手荷物は20kgまで無料で、リニューアル前の10kgから引き上げます。座席は「スタンダードシート」のみ指定可。食事と飲み物は国際線でのみ提供。国内線は500円分の機内バウチャーを用意(機内販売のドリンクと菓子セット相当)。便の変更や払戻は不可。参考価格2,750円。

Starter Flex

日付・時刻の変更や運賃の払い戻し(フライトバウチャー)が可能な運賃。座席指定も可能で、「スタンダードシート」と「アップフロント・シート」(前方席)も選択できます。受託手荷物は有料。機内手荷物は従来14kgでしたが、7kgまでに引き下げます。食事と飲み物は、豪州のジェットスター航空(JST/JQ)が運航する一部便のみで提供。参考価格3,150円。

Starter Flex Plus

選択可能なオプションをひととおり網羅した運賃。受託手荷物と座席指定、日付・時刻の変更、運賃の払い戻し(フライトバウチャー)、食事・飲み物などが含まれます。座席指定はすべてのエコノミークラス座席が対象です。受託手荷物は、従来30kgまででしたが、20kgに引き下げます。参考価格3,700円。

ジェットスター・ジャパンの運賃タイプ
画像:ジェットスター・ジャパンのウェブサイトより

 
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デフォルトは「Plus」に

ジェットスターサイトで検索・予約する際の「デフォルト」は、Starter Plusになっています。受託手荷物と座席指定、機内ドリンク用のバウチャーがセットになっているもので、この運賃を選択するとフルサービスキャリア(FSC)の格安チケットに近いサービスを受けられます。

LCC初心者でもトラブルなく乗れるようにという配慮と思われますが、格安を追求するなら、選択画面で「Starter」に変更するのもアリでしょう。

なお、「Starter Flex」系は、変更可能なの点で安心感があるものの、払い戻しが可能といってもフライトバウチャーなので、その点はご注意を。(鎌倉淳)

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