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日高線鵡川~様似間のDMV、BRTを断念。検討協議会も解散

11月にも一定の結論

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JR北海道が「単独では維持困難」とする日高線の鵡川~様似間について、沿線自治体などで構成する調査・検討協議会は、DMV、BRTを断念しました。

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導入は困難

日高線の鵡川~様似間は、2015年の高波被害により不通となっており、復旧費用は86億円と見込まれています。JR北海道は「単独では維持困難な路線」に分類し、路線廃止とバス転換を提案しています。

沿線自治体は「JR日高線沿線地域の公共交通に関する調査・検討協議会」をつくり、代替交通案として、線路と道路の両方を走るデュアル・モード・ビークル(DMV)、鉄道敷地跡の専用道にバスを走らせるバス高速輸送システム(BRT)、通常のバス転換の三つを調査、検討してきました。

その結果は2017年11月に公表されており、BRTの初期費用が105億7000万円、DMVが47億1000万円、バスは2億6000万円などとされ、BRT、DNVの導入が困難であることがわかっています。

日高線

11月にも一定の結論

その後、協議は停滞していましたが、2018年7月30日に5回目の協議会の会合が開かれました。結論として、DMVとBRTの導入をコスト面などから正式に断念したということです。

日本経済新聞7月31日付によりますと、この調査・検討協議会は今回で解散し、今後は(1)鉄道で全面復旧(2)鵡川~日高門別間を復旧し、残りはバス代替(3)全区間をバス代替――の3つについて、地元町村会で議論を詰め、11月ごろにも一定の結論を出す方針とのことです。

国土交通省は7月27日にJR北海道への支援内容を公表しましたが、日高線の鵡川~様似間の復旧は含まれていません。同区間の運転再開の見通しは立たず、このまま廃止になる可能性が高くなっています。(鎌倉淳)


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