JR西日本・智頭急行の特急「スーパーはくと」が、京都~大阪間の運行を大幅に縮小します。現行ダイヤで1日7往復(不定期列車含む)のところ、2往復のみを残し、それ以外は大阪を起終点とします。
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大阪~鳥取では増発
JR西日本は、2024年3月16日のダイヤ改正で、特急「スーパーはくと」の京都~大阪間の運行本数を大幅に削減することを明らかにしました。
現在のダイヤでは、「スーパーはくと」は不定期を含む1日7往復の全列車が京都発着です。
新ダイヤでは、1往復増発のうえで、京都発着は2往復のみとし、6往復を大阪を起終点とします(不定期1往復含む)。倉吉発着は、現行の5.5往復から変わりありません。
結果として、新ダイヤでは、下りは京都~倉吉間が2往復、大阪~倉吉間が3往復、大阪~鳥取間が3往復となります。上りは倉吉~大阪間が5往復、鳥取~大阪間が2往復、倉吉~京都間と倉吉~大阪間が各1往復です。
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姫路での接続も改善
有り体にいえば、京都~大阪間の運用を減らして、大阪~鳥取間で1往復を増発することになります。
また、姫路駅での「スーパーはくと」と山陽新幹線「のぞみ」の接続を改善します。これにより、東京→鳥取で最大22分、鳥取→東京で最大27分の所要時間を短縮します。
さらに、ダイヤ改正後は全車指定席での運転となり、自由席は連結されません。
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姫路縮小案も
「スーパーはくと」をめぐっては、大阪・関西万博を前に、増発を求める声が地元から上がっていました。新ダイヤでは、運行区間の短縮と引き換えに、JRがそれに応えたと解釈することもできます。
将来的には運転区間を姫路~鳥取・倉吉間に縮小する案も、JR内で検討されているようです。新ダイヤによる姫路駅での接続改善は、それを見据えた試験的な改正といえるかもしれません。(鎌倉淳)
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