石北線と釧網線、普通列車がすべてH100形に。特別快速「きたみ」は2両化

2024年3月改正

JR北海道の石北線上川~網走間と釧網線で、キハ40形・54形が全てH100形に置き換わります。2024年3月ダイヤ改正で実施します。

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全区間H100形に

JR北海道は、2024年3月16日のダイヤ改正で、石北線上川~網走間と釧網線全線で、キハ40形・54形を全てH100形に置き換えると発表しました。

石北線は、旭川~上川間で2019年ダイヤ改正時からH100形での運行を開始しているので、今回のダイヤ改正により、全区間でH100形に置き換わることになります。

H100形石北線旭川行き

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特別快速「きたみ」は2両に

石北線では、上川~網走間の34本すべてをH100形に置き換ます。 キハ40形と比べて、留辺蘂~北見間で最大6分、北見~網走間で最大9分速達化します。

また、旭川~北見間の特別快速「きたみ」は、現行1両から、改正後は2両編成とします。H100形は着席定員が少ないため、長距離を走る「きたみ」で車両増の措置がとられたようです。

釧網線では、釧路発網走行き「しれとこ摩周号」で車窓が楽しめる区間の減速運転を行います。また、利用の少ない早朝と夜間の一部列車を取りやめます。

このほか、函館線札幌~旭川間でもH100形を投入し、キハ40形普通列車3本を置き換えます。

H100形の運用拡大
画像:JR北海道プレスリリース

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合計127両の投入予定

H100形は、北海道内でのキハ40形気動車の置換えを目的に導入された電気式気動車で、2020年に初めて運行を開始しました。

合計で127両の投入が予定されていて、すでに函館線長万部~札幌間や、室蘭線長万部~苫小牧間、根室線新得~釧路間、宗谷線旭川~名寄間、富良野線全線で運用されています。

今回の運用拡大により、キハ40形の運行区間は、宗谷線名寄以北や花咲線など、さらに限られた区間になりそうです。(鎌倉淳)

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