東急不動産、グランデコスキー場を売却へ。リゾート事業を縮小

東急電鉄が開発

東急不動産が、グランデコスノーリゾートを売却すると発表しました。売却先は非公表です。

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福島県第3位のスキー場

グランデコスノーリゾートは、福島県の裏磐梯エリアにあるスキー場です。東急電鉄が開発し、1992年に開業。2003年にグループ会社の東急不動産に営業権を譲渡していました。2022年シーズンの入込数は約9万3000人で、福島県では猪苗代、星野リゾートアルツ磐梯に次ぐ第3位です。

総面積58ヘクタールと決して大きなスキー場ではありませんが、最高標高が1580メートルと、このエリアではもっとも高く、奥行きのあるロングコースを擁します。緩斜面主体で、ベースにはリゾートホテルを据えたファミリー向けスキー場として知られてきました。

グランデコ

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隣接ホテルも営業終了

東急不動産の発表によりますと、2022年7月に「国内でスキー場などのリゾート事業を展開している法人への事業譲渡を予定」しています。譲渡先は相手方の意向により非開示です。スキー場に隣接するホテル「東急ハーヴェストクラブ裏磐梯グランデコ」についても、2023年3月末をもって営業を終了するということです。

「国内でリゾート事業を展開している法人」への譲渡ということですから、スキー場は存続する可能性が高そうです。ただ、そうした法人が会社名を明らかにしたがらないというのも不思議な話で、何か事情があるのかもしれません。

東急不動産はグランデコのほか、4つのゴルフ場の譲渡を発表しており、リゾート事業を縮小します。

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