東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、長期経営戦略を発表しました。そのなかで、「エリア刷新の構想イメージ」を公表。ウエスタンリバー鉄道やジャングルクルーズがあるべき場所になく、廃止が推測されています。
長期経営戦略の2枚の画像
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、2025年4月28日に「2035長期経営戦略」を発表しました。
そのなかで、今後のテーマパーク開発方針として、「エリア刷新などの大規模開発も視野にいれたテーマパーク用地のダイナミックな再編」を掲げました。
さらに、「テーマパークのエリア刷新の構想イメージ」として、2枚の画像が公表されました。1枚が東京ディズニーランド、もう1枚が東京ディズニーシーのものとみられます。
アドベンチャーランドを刷新
1枚目の画像は、東京ディズニーリゾートで、画像左手にワールドバザールが見て取れるため、アドベンチャーランドのようです。
現在のアドベンチャーランドでは、ジャングルクルーズの森が大きな面積を占めていますが、イメージ画像では、その森に新たなアトラクションが設置される形になっています。
また、ジャングルクルーズに接して駅があるウエスタンリバー鉄道の姿もみえません。代わりに、ジェットコースターのような乗り物の路線が描かれています。
こうしたことから、今後、東京ディズニーランドでは、アドベンチャーランドが刷新され、ウエスタンリバー鉄道とジャングルクルーズが廃止されるのではないか、という推測が広まっています。
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貴重なナローゲージ鉄道
ウエスタンリバー鉄道は、東京ディズニーランド開業当時からのアトラクションです。
アトラクションとはいえ、ウエスタンリバー鉄道の機関車は、実際に蒸気で動く「本物の蒸気機関車」です。
燃料こそ灯油で、石炭は使っていませんが、遊覧鉄道としては本格的な仕様です。機関車、客車とも協三工業製で、軌間は762 mmです。
いわば、国内に現存する貴重なナローゲージ鉄道ともいえるわけで、それが廃止されるのであれば、惜しむ声も高まるでしょう。
アクアトピアも廃止か
もう一枚の画像は東京ディズニーシーのポートディスカバリーのようです。丸い建物(ニモ&フレンズ・シーランダー)はありますが、その手前にあるアクアトピアが見えません。
そのため、エリア刷新により、アクアトピアが廃止されるのではないか、という推測が広まっています。
東京ディズニーランドのアドベンチャーランドと違い、ポートディスカバリーのエリア刷新画像はわかりやすく、アクアトピアが明確に消えていますので、姿を消すのは確かなようです。
跡地には、大型の屋内型アトラクションが開設されるようです。
なお、いずれも、画像以外の内容は、オリエンタルランドから発表された画像に基づく、当サイトによる推測です。当該アトラクションの廃止が、正式発表されているわけではありません。形を変えて残る可能性もあります。(鎌倉淳)