2020年のゴールデンウィークの海外航空券価格が安くなっています。新型肺炎の影響もあり、とくに中国経由便は激安。ピーク時でもロンドン往復6万円台で手に入ります。
ピーク時の価格を検索してみると
新型肺炎の影響で海外旅行人気が低迷しています。その結果、2020年ゴールデンウィークの海外航空券の価格も安くなっています。
たとえば、時期的に人気のヨーロッパ方面。2020年のピークとなりそうな、4月29日(水)出発、5月5日(火)現地発を見てみましょう。検索はすべてスカイスキャナーです(価格はすべて2月7日検索時)。
東京~ロンドンの場合、最安値は中国東方航空利用の67,130円。ただし、これは北京での乗り継ぎ時間が長すぎます。
「最適プラン」とされたのは、同じく中国東方航空で99,618円。往路は成田発北京経由ガドウィック着で、19時間10分。復路はガドウィック発上海経由の羽田着で、18時間30分。上海は異なる空港での乗り継ぎがあります。
もう少しスムーズな乗り換えで、羽田発着で往路17時間15分、復路15時間35分の北京経由でも139,140円とお手頃です。
しかし、この時期中国系エアラインは…、とお考えの方は、フィンエアーが安くなっています。
往路15時間15分、復路13時間45分の好接続で160,660円。ゴールデンウィークのピークの欧州系エアラインの価格としては手頃です。
直行便をご所望なら、JALとブリティッシュエアウェイズの組み合わせで、23万円台です。
ちなみに、10連休となった2019年のゴールデンウィークは航空券が高騰し、直行便で70万円。香港乗り継ぎでも20万円程度はかかりました。それに比べると、2020年は激安です。
2019年GW10連休の海外航空券が高すぎる件。東京~ロンドンのエコノミーが70万円とか
パリ、ニューヨーク、バンコクは
東京~パリ間も2020年ゴールデンウィークは安く、中国系エアラインなら、20時間以内の所要時間で10万円台から見つかります。
フィンエアーもやはり安く、片道15時間以内の乗り継ぎで16万円台です。
ニューヨークは、ユナイテッドやデルタが往復15万円台(ニューアーク、ラガーディアなど)。バンコクはエアアジアなどで往復7万円台で見つかります。
新型肺炎が流行するなかの海外旅行について賛否はあると思いますし、筆者としてもおすすめはしません。予約したとしても、運休・欠航のリスクもつきまといます。
ただ、昨年が驚くほど高かっただけに、今年のゴールデンウィークの航空券がこれだけ安いと、つい心が動く人もいるのではないでしょうか。ご購入の際は、リスクを勘案のうえ、ご自身の責任で慎重にご判断ください。(鎌倉淳)