ジェットスター・ジャパンの2026年6月期決算は、営業収入が816億円で過去最高となる一方、営業損益は42億円の赤字に転落しました。搭乗者数と平均搭乗率も過去最高でしたが、円安や燃油費の高騰などで費用が増えました。
営業赤字42億円
ジェットスター・ジャパンの2026年6月期(2025年7月~2026年6月)の営業収入は816億1,000万円でした。前期の749億4,000万円から8.9%増え、過去最高を更新しました。
一方、営業損益は42億7,200万円の赤字となりました。前期は15億7,800万円の営業黒字でしたので、損益は58億5,000万円悪化したことになります。
純損益は41億8,200万円の赤字でした。前期も15億4,300万円の純損失でしたが、赤字幅は26億3,900万円拡大しました。

搭乗者589万人で過去最高
有償ベースの総搭乗者数は589万1,000人で、前期の561万人から5.0%増え、過去最高となりました。
年間平均搭乗率も前期の87.8%から1.2ポイント上昇し、89.0%で過去最高を記録しました。定時運航率は77.3%で、前期の76.8%から0.5ポイント改善しています。
営業収入、搭乗者数、平均搭乗率がいずれも過去最高となる一方、営業損益は黒字から赤字に転じました。
円安、燃油高などで費用増
ジェットスター・ジャパンは、赤字の要因として、長引く円安や世界的なインフレ、中東情勢の緊迫化にともなう燃油費の高騰、機材計画の変更にともなう費用増などを挙げています。
前期は営業利益15億7,800万円を確保したものの、急激な為替変動や機材計画の変更にともなう費用を営業外項目に計上したことなどで、最終損益は15億4,300万円の赤字でした。今回は営業段階から赤字となっています。
国際線を4路線から7路線に
2026年6月期には、旺盛なインバウンド需要を背景に成田~高雄線を新設し、関西~マニラ線と成田~香港線を再開しました。これにより、国際線は4路線から7路線に増えました。
2026年12月6日には那覇~高雄線を開設し、12月26日からは成田~台北線を1日最大3往復に増便します。冬ダイヤ期間中の台北・高雄発着路線は週最大42往復となる予定です。
収益性が低下している国内線から、比較的堅調な国際線に軸足を移しているとも読み取れます。
ジェットスター・ジャパンは2027年7月に新ブランドへの移行を予定しており、すでに機体の現行ロゴを一部覆った「トランジション塗装機」の運航準備も進めています。




















