北陸三県の並行在来線会社が、共通のフリーきっぷを発売します。その名も「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」。青春18きっぷとの相性もよさそうです。
北陸三県の並行在来線が乗り放題
あいの風とやま鉄道線・IRいしかわ鉄道線・ハピラインふくい線は、「あいの風・IR・ハピライン連携北陸3県2Dayパス」を発売すると発表しました。
上記3社の越中宮崎駅～敦賀駅間が2日間乗り放題になるフリーきっぷです。価格は大人2,800円、小児1,400円です。
MaaSアプリ専用のデジタルチケットです。「tabiwa by WESTER」「RYDE PASS」「my route」にて販売します。
「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」の概要
「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」の概要は以下の通りです。
名称：あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス
発売期間：2024年3月9日～2025年3月30日 ※利用日当日の購入可能
利用期間：2024年3月16日～2025年3月31日の土日祝日とその翌日および、以下の期間（特記なき場合は2024年）
①3月16日～4月1日
②4月27日～5月13日
③7月13日～9月2日
④9月14日～9月24日
⑤10月1日～25年1月14日
⑥25年3月15日～25年3月31日
有効期間：連続する2日間
利用区間： 越中宮崎駅～敦賀駅間
価格：おとな2,800円、小児1,400円
発売箇所：tabiwa by WESTER、RYDE PASS、my routeのアプリ内。駅での販売はありません。
あいの風ライナーまたは金沢駅～津幡駅間で特急列車を利用する際は、ライナー券・特急券が別途必要です。
デジタル乗車券画面を提示することで、沿線地域の文化施設などで特典を受けることもできます。
「北陸おでかけtabiwaパス」に近い
「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」は、3月15日まで発売の「北陸おでかけtabiwaパス」に近い位置づけのようです。
ただ、「北陸おでかけtabiwaパス」は直江津～青郷と範囲が広く、越美北線や七尾線も利用できましたが、「2dayパス」では利用できません。
一方「北陸おでかけtabiwaパス」は1日間で2,450円（3月15日まで期間限定で980円）だったところ、2dayパスは2日間で2,800円となっています。
青春18きっぷと組み合わせて
旅行者としては、青春18きっぷと組み合わせやすそうです。2日間かけて、青春18きっぷと同時利用すれば、北陸を不自由なく旅行できます。1日あたり1,400円ならば、価格的にもそれほど高くはなりません。
えちごトキめき鉄道は加わっていませんが、青春18きっぷ期間に「トキ鉄18きっぷ」を1,000円で発売しています。同社線が乗り放題ですので、北陸方面へ旅する際には、組み合わせやすそうです。
ただし、越中宮崎～市振間は、双方のフリー区間から外れますので、運賃220円が別途必要です。（鎌倉淳）
