JR東海は在来線の普通回数券の発売を2022年9月末で終了すると発表しました。代替サービスは発表されておらず、ポイント還元などの施策はないようです。
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JR東日本と足並み揃え
JR東海は普通回数券について、障害者向けと通学向けを除き、2022年9月末を以て販売を終了すると発表しました。JR東海とJR東日本のエリアにまたがる区間の回数券も廃止します。
鉄道各社の普通回数券は、10回分の金額で11回乗車できるしくみが一般的です。昭和時代から続くベーシックな割引きっぷですが、近年は鉄道各社で廃止の動きが強まっていて、同じ2022年9月末には、JR東日本も普通回数券の販売を終了します。
JR東日本はSuicaを使って同じ運賃区間で月内に10回乗車すれば1回分のJRE POINTを還元する「リピートポイントサービス」を開始していますが、JR東海は同種のポイントサービスの発表はありません。
JR東海では2022年3月に新幹線の指定席回数券も発売を終了してします。同社の回数券は、新幹線の自由席や在来線特急向けなどが残るのみとなります。
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上場4社でほぼ廃止
普通回数券は、JR九州が2021年6月に管内全区間で、JR西日本が2021年9月に主要区間で廃止しています。JR東日本とJR東海が2022年9月に廃止することで、JR上場4社から普通回数券がほぼ姿を消すことになります。
JR西日本のICOCAエリア外にかかる区間のみ販売が継続されますが、これもいつなくなってもおかしくないでしょう。JR北海道とJR四国は、いまのところ販売終了の情報はありません。
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