中部横断自動車道の静岡~山梨間区間の全線開通日が、2021年8月29日と決定しました。これにより、静岡市~甲府市を1時間35分で走れるようになります。
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南部~下部温泉早川間が開通へ
中部横断自動車道(中部横断道)は、静岡市清水区の新清水JCTから長野県小諸市の佐久小諸JCTをつなぐ、全長132kmの高速道路です。このうち、南部IC~下部温泉早川IC間13.2kmの開通日が、2021年8月29日と発表されました。
中部横断道の静岡~山梨県区間については、新清水JCT~南部IC間と、下部温泉早川IC~双葉JCT間が開通済で、南部IC~下部温泉早川IC間13.2kmが未開通で残っていました。南部IC~下部温泉早川IC間の開通により、静岡県と山梨県が、高速道路で直結します。
最近の発表では、同区間の開業は「9月」とされてきましたが、少しだけ前倒しされます。
静岡~甲府が1時間40分
南部IC~下部温泉早川IC間の開通により、両県が高速道路で直結し、静岡市~甲府市(静岡県庁~山梨県庁)が約1時間35分で走れるようになります。
新東名・東名と中央道が高速道路でつながることも意味し、静岡県と山梨県、長野県の移動が便利になりそうです。静岡駅~甲府駅を結ぶJR特急「ふじがわ」の所要時間は約2時間20分なので、今後、利用者数に影響が出るかもしれません。
中部横断道は、山梨県と長野県を結ぶ区間として、長坂JCT~佐久小諸JCTも整備中です。このうち長坂JCT~八千穂高原IC間34kmが未開通ですが、現在は都市計画決定や環境アセスの作業中で、開通予定は明らかにされていません。
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