九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)で、大村市に設置される新駅(仮称「新大村駅」)の駅名案の候補が発表されました。「5文字以内」という条件での公募を受けたものです。
大村の未来を拓く、大村湾の玄関口
長崎新幹線は2022年度に開業予定で、大村市内に新駅が設置されます。仮称は「新大村駅」で、大村線竹松駅と諏訪駅とのほぼ中間に位置し、大村線にも接続します。大村市では、「大村市新幹線駅名等検討委員会」で新駅名の審議をしており、その参考とするため、駅名案を公募していました。
検討委員会の駅名選考の基本方針は、「多様な自然、歴史や文化の魅力あふれる大村の未来を拓く、大村湾の玄関口であると国内外の人々が認識するような駅名」です。条件は5文字以内で、記号は不可、ということでした。
752案の応募
公募は2019年12月1日に締め切られ、1,636件(752案)の応募がありました。検討委員会が応募内容を踏まえて審議のうえ、2020年3月10日に3案を園田裕史市長に報告しました。
それによりますと、新幹線駅名案の最終候補は「大村湾中央駅」「大村みらい駅」「新大村駅」の3案。
「大村湾中央駅」は「大村案の玄関口」という基本方針を反映したものでしょう。
「大村みらい駅」は「大村の未来を拓く」という基本方針に沿ったものです。
「新大村」は、仮称そのままです。
最終的にどれに決まるかはわかりませんが、基本方針に忠実な、オーソドックスな3案に絞られた、というところでしょうか。カタカナが駅名に含まれないことが、現時点で確定的になりました。
大本命は?
ちなみに、新幹線駅名案を予想した当サイトの記事は以下です。
外しまくりで、汗顔の至りです。
恥の上塗りで3案のうち大本命を考えてみると、やっぱり「新大村」でいいんじゃないかと思います。
大村車庫基地付近の新駅候補
新駅は新幹線駅のほか、大村線にも別途できます。場所は新幹線車両基地付近です。大村線には新幹線接続駅と、車庫付近と、計2カ所の新駅が新設されます。
大村車両基地付近にできる大村線新駅の駅名案は「大村車両基地駅」「福重駅」「郡川駅」の3案が候補となりました。新幹線の車庫の最寄り駅を示す駅名と、周辺の地名、近隣を流れる川が候補となっています。(鎌倉淳)