地下鉄九段下駅の3線共通改札口が供用開始となります。東京メトロ東西線、半蔵門線、都営新宿線の3線が、一つの改札口内にまとまります。
3月14日供用開始
東京メトロと東京都交通局は、東京メトロ東西線・半蔵門線と都営新宿線の3線共通改札口を2020年3月14日に供用開始すると発表しました。また、乗換エレベーターを3月28日に供用開始します。
九段下駅は、以前は東西線、半蔵門線、新宿線の改札口が別々になっていました。2013年3月に、半蔵門線と新宿線を隔てていた壁を撤去し、両線の改札が統合されましたが、東西線だけは、依然として改札内ではつながっていない状況が続いていました。
これを改善すべく、東京メトロと東京都交通局は、3線共通改札口の設置を決定。2017年10月から工事を進めてきました。それが、このほど完成するわけです。
地下3階の改札口は撤去
3月14日から供用開始となる3線共通改札口は、東京メトロ東西線ホームのある地下2階に設置されていた2カ所の改札口を移設する形となります。
新設される2つの改札は、中野方面ホーム側を「靖国神社・武道館方面改札」、西船橋方面ホーム側を「神田神保町方面改札」と呼びます。
これまでの改札口は、すべて撤去となります。地下3階の改札口はなくなります。
これにより、改札口を出ることなく、3線の乗り換えが可能となります。
乗り換えエレベーターも
乗り換え用のエレベーターとして、新たに「靖国神社・武道館方面改札」側で各ホーム1基の計3基(各20人乗り)を整備し、3月28日に供用開始します。
新設の乗換エレベーターは地下2・3・4階を結び、地下2階の改札口と東京メトロ東西線(中野方面)ホームから地下4階の東京メトロ半蔵門線・都営新宿線ホームへ移動できます。
半蔵門線・新宿線改札統合までの九段下は、やや使いにくい駅でしたが、今回の新改札口完成により、まとまりのある、使いやすい駅になりそうです。