相鉄とJR埼京線との相互直通運転の開始日が2019年11月30日と決まりました。二俣川~新宿が約44分で結ばれます。
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2.7kmの連絡線
相模鉄道とJRとの接続事業は、「相鉄・JR直通線」と呼ばれ、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が整備しています。相鉄の西谷駅から羽沢横浜国大駅まで約2.7kmの連絡線を建設し、JR東海道貨物線に乗り入れます。
JR側では、羽沢横浜国大駅から東海道貨物線に入り、横須賀線の線路に転線します。その後は湘南新宿ラインと同じルートで武蔵小杉駅を経て、大崎駅から埼京線に入り、新宿駅方面へ向かうのが基本ルートです。
JRは公式発表していませんが、新宿から、さらに埼京線で大宮駅に至る列車も設定される見通しです。直通線の設計最高速度は120km/hで、二俣川~新宿間が約44分で結ばれます。横浜駅で乗り換えるのに比べ、約15分短縮します。
運転本数は1日46本
公表されている運行計画では、相鉄・JR直通線の開業時に、海老名~新宿間の運転本数は1日46本で、ピーク時毎時4本、オフピーク時毎時2~3本です。実際のダイヤなどは未発表です。
JR側の路線名については、現時点で新しい名称が発表されていないことから、「埼京線」をそのまま羽沢横浜国大まで使用する可能性が高そうです。
2019年3月28日には、羽沢横浜国大駅でレール締結式が行われ、相鉄かしわ台車両センターでは、直通運転用の新型車両12000系が披露されました。ネイビーブルーの鮮やかな列車が、11月には新宿駅にも姿を見せるわけで、いまから楽しみです。
相鉄では、羽沢横浜国大駅から東急日吉駅に至る10kmの新線を使って、東急東横・目黒線との相互直通運転も計画しています。こちらは2022年度下期の開業予定です。
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