バニラエアが成田~香港線、成田~高雄線を開設。国際線に力点で、インバウンド重視を鮮明に

バニラエアが、成田~香港線、成田~高雄線を開設すると発表しました。香港線は2014年11月2日から、高雄線は2015年2月1日からの就航です。いずれも格安航空会社LCCとしては初めての路線です。

バニラエアの成田~香港線は、11月2日の就航時は火、日、木の週3便で、2015年2月1日から1日1往復のデイリー運航になり、2月21日に1日2往復のダブルデイリーに増便される予定です。また、成田~高雄線は就航時から1日1往復のデイリー運航です。運賃は成田~香港線が片道8,000円~。成田~高雄線が7,000円~です。

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国際線は4都市に

バニラエアは、成田空港を拠点にする格安航空会社LCCで、現在の就航地は札幌、奄美、沖縄、ソウル、台北の5都市です。今回の香港、高雄を入れて、国内線3都市、国際線4都市になります。

バニラエア

2014年10月からの冬ダイヤでは、毎日運航が札幌線1日2往復、奄美線と沖縄線1日1往復で、国内線はわずか1日4往復にすぎません。一方、国際線の毎日運航は台北線が1日3往復、ソウル線が1日1往復にくわえ、上記の香港線、高雄線がデイリーで加わります。こうしてみると、バニラエアは完全に「国際線重視」に舵をきったといえるでしょう。とくに、台湾への運航本数が多く、台湾人の日本旅行を狙ったインバウンド重視が見て取れます。

成田拠点の国内LCCではジェットスターが大きく先行しており、バニラエアは苦戦を強いられているとみられています。また、日本の場合、LCCは国内線よりも国際線が利益が出るようで、それを体現したダイヤとなりました。

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