「ときわ路パス」2023年夏の概要。茨城県の鉄道が乗り放題!

破格値が魅力

茨城県内のおもな鉄道路線が乗り放題になる「ときわ路パス」が、2023年夏も発売されます。概要をみてみましょう。

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茨城県内が乗り放題

「ときわ路パス」は、茨城県内のJR東日本線のほぼ全線と、関東鉄道道常総線・竜ヶ崎線、鹿島臨海鉄道線、ひたちなか海浜鉄道線、真岡鐵道線の普通・快速列車が1日乗り放題となるきっぷです。

特急券を別途購入すれば、特急列車にも乗車可能です。真岡鉄道の「SLもおか」にも、SL整理券を購入すれば乗車できます。

常磐線E531系

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ときわ路パスの概要

ときわ路パスの2023年夏の概要は以下の通りです。

◆ときわ路パス(2023年夏版)
発売期間:2023年6月15日~8月27日
利用期間:2023年7月15日~8月27日までの土休日
有効期間:1日間
価格:大人2,180円、小児550円。大人の休日倶楽部会員は1,670円。
発売箇所:フリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口
フリーエリア:下図の通り

ときわ路パス
画像:JR東日本

 

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取手~水戸往復でもお得

ときわ路パスは、年度により発売時期が異なりますが、2022年は夏、秋、冬の3回が設定されました。

2023年は、夏版について、7月15日から8月27日までの約1ヶ月半の設定が、まず発表されたわけです。秋以降については、別途発表されます。

ときわ路パスの魅力は、茨城県内のJR線と主な私鉄が乗り降り自由という点でしょう。そのわりに価格設定は低く、たとえば、関東鉄道と真岡鐵道を乗り継いで取手~益子間を片道利用した場合、正規運賃は2,320円。ときわ路パスなら2,180円なので、これだけで元が取れてしまうきっぷです。

JR線利用でも、取手~水戸間の片道運賃が1,340円ですから、この区間を単純往復すれば元が取れます。フリーエリア内でしか発売しないので、県外から訪れる場合は取手駅などでいったん下車して購入しなければなりませんが、それだけの価値のあるきっぷでしょう。

残念なのは、つくばエクスプレスが利用できない点。茨城県が筆頭株主の第三セクターなので、守谷~つくば間が利用できればいいのですが。(鎌倉淳)

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