トキエアが新潟~丘珠線を2023年3月にも開設へ。「地方LCC」という新業態

仙台、中部、神戸にも

トキエアが2023年3月以降に新潟~札幌丘珠線を開設する計画を明らかにしました。11月にも国交省に航空運送事業許可を申請します。

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ATR72-600を使用

トキエアは新潟空港を拠点とする新規航空会社で、欧州ATRのターボプロップ機(プロペラ機)であるATR72-600型機(70座席)2機のリース契約を終えています。機材は11月にも受領する予定です。

9月21日には、国土交通省東京航空局に航空運送事業許可(AOC)を申請すると発表。申請時期は11月以降で、順調なら2023年3月に新潟~札幌丘珠線を開設する方針を明らかにしました。それに先だって、早ければ年末年始にもチャーター便の運航も計画しています。

2023年10月以降には、新潟~仙台線の開設も目指します。2023年12月以降には、名古屋地区や関西地区への就航も構想しています。発着空港について公式発表はありませんが、中部と神戸が有力のようです。このほか、佐渡~成田線の就航構想もあります。

トキエア就航予定図
画像:トキエアホームページより
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地方LCC

トキエアは「LCC」を標榜しています。新潟空港に発着するLCCとしてはピーチが関西線を開設していますが、同空港を拠点とするLCCはトキエアが初めてです。新潟~札幌線も初のLCC路線となります。

これまでの国内LCCはエアバスA320やボーイング737といった、180人乗りクラスの小型ジェット機を使用する会社ばかりでしたので、70人乗り機材を用いたLCCとなれば本邦初です。

「LCC」の定義はさまざまですが、トキエアは小型プロペラ機を使うことで、空港の着陸料や施設使用料を安くあげ、コストを抑えます。

閑散期には座席の一部を外して貨物室とする「カーゴフレックス」というシステムを使い、貨物輸送で収益を得ることも検討しています。既存LCCとはひと味違った「地方LCC」いう新業態に挑戦しているわけです。

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手頃な空の旅へ

利用者の立場からすると、「LCC」とは、運賃と各種サービス料金が別で、手荷物や座席指定、機内サービスに別途料金を払わなければならない航空会社というのが、多くの方の認識でしょう。

70人乗り機材では、一度に運べる人数が少ないため、既存LCCに比べれば価格は高めになりそうです。

それでも、大手航空会社よりも低廉な料金を目指しているようですので、手頃な価格で空の旅を楽しめるようになるでしょう。とくに新潟エリアの方には、期待の大きい航空会社となりそうです。(鎌倉淳)

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