再び円安が加速
ANAは、まだ4月以降の燃油サーチャージを発表していませんが、金額としてはJALと大差ない金額になるでしょう。
世界的なインフレとリセッション入りを背景に、最近の原油価格は落ち着きを見せています。一方で、一段落していた円安は再び加速していて、1ドル130円台後半となっています。
基準となるシンガポールケロシンの最新の市況価格は107米ドルで、今回の基準価格の112米ドルを下回っています。為替相場を135円前後とすると基準価格は14,445円となり、適用上限表の「I」に該当。今回と同じになります。
現状が当面の底に?
したがって、このままの状況で推移すれば、6-7月の燃油サーチャージは、現在と同じになりそうです。為替が円高に振れれば値下がりとなりますが、米国金利が上昇基調に転じたため、急激な円高は望めそうにありません。
となると、燃油サーチャージは、現状が当面の底になるかもしれず、夏の旅行に国際線チケットを購入予定の方は、5月までに決めると良さそうです。(鎌倉淳)
広告