春秋航空日本が「スプリング・ジャパン」に社名変更。春秋色を薄める

日本と中国の架け橋に

春秋航空日本が、会社名を「スプリング・ジャパン」とします。かつては中国の春秋航空系列の航空会社でしたが、JAL傘下になったことで春秋色を薄めようという戦略のようです。

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ブランド名を社名に

春秋航空日本は、会社名を「スプリング・ジャパン(SPRING JAPAN)」に変更すると発表しました。変更日は2021年11月1日。同社はこれまでも「スプリング・ジャパン」という名称を愛称(ブランド名)として使用してきましたが、11月以降は会社名として採用します。

春秋航空日本は、中国のLCC春秋航空(上海)が、日本企業と共同出資して2012年に設立した航空会社です。成田空港を拠点とし、2014年8月1日に初就航しました。

中国の春秋航空の英語名が「SPRING AIRLINE」であることから、春秋航空日本も運行開始時から「スプリング・ジャパン」を愛称として使用してきました。2019年には「スプリング(SPRING)」を正式にブランド名として採用しています。

そして2021年6月にJALの連結子会社になったことを受けて、11月に「スプリング・ジャパン」に社名変更をするものです。

スプリングジャパン新デザイン
画像:春秋航空日本プレスリリース

機材デザインも変更

社名変更にともない、新たなロゴも設定します。現在のロゴは2019年のブランド名決定を受けて「SPRING」となっていますが、新ロゴには「JAPAN」が加わり、「SPRING JAPAN」と表記します。

機体のデザインも変更し、新ロゴの「SPRING JAPAN」を表記します。新デザインとなっているのは、現在は1機のみですが、今後、順次変更していきます。

スプリング・ジャパン新ロゴ
画像:春秋航空日本プレスリリース
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中国色を薄める

春秋航空日本は、中国人観光客を意識した中国系列のLCCとして異色の存在でした。ただ、中国の航空会社としてのイメージを払拭しようとしていたのか、日本国内では当初から「春秋航空」の名称を前面に出さず、「スプリング」という英語名称を「愛称」として打ち出してきました。

JAL傘下に入ったことで、春秋色を薄めるために、英語名称を正式に採用したのでしょう。

ただ、新ロゴやデザインは中国の春秋航空の雰囲気も残しています。中国の春秋航空はいまも33%の株主であり、コロナ後に中国人観光客の利用を期待しているでしょうから、当然のことでしょう。同社は「日本・中国の懸け橋となるべく春秋グループ・JALグループ双方の強みを最大限に生かしたLCCとして成長し続けます」と訴えています。

現在の春秋航空日本の国内線の路線網は、成田を拠点に新千歳、広島、佐賀の3路線のみ。新生「スプリング・ジャパン」となることで、さらなる充実を期待したいところです。(鎌倉淳)

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