スカイマーク最強説。搭乗率6割回復で「国内専業」が奏功

新卒採用は中止

スカイマークが9月利用実績で搭乗率6割を回復しました。国際線をほとんど持たない同社は、新型コロナからの回復局面では国内最強の航空会社になりそうです。

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運休は1割強に

スカイマークは2020年9月利用実績を発表し、搭乗率が61.1%になったことを明らかにしました。前年同月比で27.5ポイント下回りましたが、8月の39.6%に比べると大きく改善しています。9月の旅客数は63.8%減の25万5850人で、おおむね例年の4割程度まで客足が回復してきたことになります。

9月の運休率は49.4%。これが10月には37.5%となり、11月は14.3%を計画しています。9月は半分の便数が運休していましたが、11月には運休が1割強にまで減ることになります。羽田~福岡線、新千歳線の両幹線は全便運航、羽田~神戸線の運休も1便のみとなります。

スカイマーク

国際線ほぼゼロ

大手航空会社も国内線は回復していますが、11月の運休率はJALが26%、ANAが29%を計画しており、まだ3割近くが運休します。また、両社とも旅客収入の約半分を国際線に依存しています。そのため、国内線が仮に100%回復したところで、国際線が回復しなければ黒字化は見通せません。

一方で、スカイマークの国際線は成田~サイパン線のみ。同路線は運休が続いていますが、1日1往復ですので、大きな影響はありません。

スカイマークの佐山展生会長は、出演した10月9日の『日経プラス10』(BSテレ東)で、国内線について「このままいけば乗り切れる」と自信を見せており、大手2社のトップに比べて楽観的な見通しを示しました。

同社は旅客の99%が日本人で、インバウンドにも依存していませんでした。国際線の割合が小さいだけでなく、旅客にも外国人がほとんどいないという「国内専業」の経営が、新型コロナ禍では奏功した形です。

新型コロナウイルスの影響がいつまで続くのかははっきりしませんが、国内航空会社では、しばらくは「スカイマーク最強」といえそう。

ただ、そのスカイマークも2021年度の新卒採用の中止を発表。「今後の事業環境を見通すことが困難」と理由を挙げました。冬に向け、新型コロナの再流行の可能性もあり、厳しい局面が続くことに違いはありません。(鎌倉淳)

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