新幹線で東京~神戸を格安旅行する方法【2022年版】格安チケット、割引きっぷを全網羅

新神戸駅利用か、新大阪駅利用か

「新幹線で東京~神戸を安く行く方法」、2022年春の最新情報を反映してまとめてみました。新神戸駅利用と新大阪駅利用について、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3列車に乗車できる格安チケットをご紹介します。

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東京・神戸価格比較

新幹線で東京~神戸を旅行する場合、新幹線に「東京~新大阪」のみ乗る方法と、「東京~新神戸」を乗る方法があります。

特急料金は同額なので(のぞみ指定席のみ110円高い)、どちらの駅を利用しても大差はありません。ただ、一部新大阪駅発着でしか販売されていない格安チケットがあります。

この記事では、新大阪駅、新神戸駅利用のそれぞれについて価格を見て行きます。まずは、下表に概要をまとめました。

東京~神戸の価格・最安値比較
きっぷ 新大阪駅利用 新神戸駅利用
指定席通常価格(のぞみ) 15,270円* 15,380円*
指定席通常価格(ひかり) 14,950円* 14,950円*
自由席通常価格 14,420円* 14,420円*
往復割引(自由席) 13,770円*
(片道あたり)
13,770円*
(片道あたり)
EX早特21 11,760円 11,610円
EXのぞみファミリー早特 13,130円 12,830円
EXこだまファミリー早特 10,640円 設定なし
EXこだまグリーン早特 11,970円 設定なし
エクスプレス予約 14,180円 14,170円
株主優待割引(自由席) 11,650円 12,610円
ぷらっとこだま 11,360円 設定なし
パッケージツアー 21,000円~ 23,000円~
ダイナミックパッケージ 21,000円~ 23,000円~

※新大阪駅利用の場合、新大阪~三ノ宮間のJR運賃を含む。新神戸駅利用の場合、新神戸~三ノ宮間の地下鉄運賃210円が別途必要。*は東京都区内、神戸市内のJR各駅まで/からの運賃も含む。

 

新神戸

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通常価格は?

新大阪駅利用で東京~神戸間を旅行する場合、正規運賃・料金は、「のぞみ」指定席の場合で15,270円(通常期)。「ひかり」「こだま」の指定席が14,950円(同)。自由席が14,420円です。

新神戸駅利用で東京~神戸間を旅行する場合、JR部分の正規運賃・料金は「のぞみ」指定席の場合で15,380円(通常期)。「ひかり」「こだま」の指定席が14,950円(同)。自由席が14,420円です。

正規運賃の場合、どちらのルートでも、きっぷは「東京都区内~神戸市内」となるので、東京23区内のJR各駅から神戸市内のJR各駅まで(またはその逆)で利用できます。

新神戸駅で下車して、新神戸~三宮間の地下鉄を利用し、三ノ宮駅からJR神戸線に乗車することもできます。このとき、JR神戸線の神戸市内駅までの追加運賃は不要です。地下鉄には別途運賃(210円)がかかります。上表には地下鉄運賃は含まれていません。

夏休みなどの繁忙期は、指定席料金が200円増し、6月の月~木などの閑散期は200円引きになります。

自由席を使う

前置きが長くなりましたが、まず、東海道・山陽新幹線を手軽に安く利用する方法は、自由席の利用です。東京~新大阪・新神戸間の「のぞみ」自由席は14,420円で、「のぞみ」指定席より約6%も安くなりますので、簡単ですが効果的な格安旅行法です。

「のぞみ」自由席 14,420円(新大阪駅・新神戸駅利用)

新大阪発着の列車を選べば、自由席でも座れることが多いです。なお、自由席は「のぞみ」「ひかり」「こだま」とも同額です。

「ひかり」に乗る

どうしても指定席がいい、という人は、「ひかり」に乗ると「のぞみ」より安くなります。「ひかり」の指定席料金は通常期14,950円です。

「ひかり」指定席 14,950円(新大阪駅・新神戸駅利用)

「のぞみ」では東京~新神戸は約2時間45分ですが、「ひかり」では約3時間10分かかります。

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スマートEX

スマートEXは、東海道新幹線のインターネット予約です。会員制サービスですが、年会費は無料です。交通系ICカード(Suica、TOICA、ICOCAなど)があれば、チケットレスサービスも利用できます。

スマートEXサービスを使うと、「のぞみ」「ひかり」「こだま」が通常価格の200円引きで利用できます。

スマートEXは、新幹線相互駅発着のきっぷなので、新大阪駅利用の場合は、新大阪からの在来線のきっぷが別途必要です。新大阪~三ノ宮間は560円です。

また、スマートEXで利用できる東京~新神戸・新大阪間の普通車指定席の割引きっぷには、以下のものがあります。このうち、EX早特21では「のぞみ」指定席が利用できます。

EX早特21(21日前まで)11,200円+560円=11,760円(新大阪駅利用、在来線で三ノ宮駅まで)
EX早特21(21日前まで)11,610円(新神戸駅利用)
EXのぞみファミリー早特(3日前まで、2名以上)12,570円+560円=13,130円(新大阪駅利用)
EXのぞみファミリー早特(3日前まで、2名以上)12,830円(新神戸駅利用)
EXこだまファミリー早特(3日前まで、2名以上)10,080円+560円=10,640円(新大阪駅利用)
EXこだまグリーン早特(3日前まで)11,410円+560円=11,970円(新大阪駅利用)

EX早特21は「のぞみ」を安く利用できるのが大きなメリットですが、21日前までの予約というのが制約です。2人以上なら、EXのぞみファミリー早特なら3日前予約で利用できます。土日限定ですが、2022年6月末まで期間限定で平日も利用可になっています。「ファミリー」とありますが、2人以上なら誰でも利用できます。

EXこだまグリーン早特は、「こだま」にしか乗れませんが、3日前まで予約可能でグリーン車に乗れますので、出発日が近いならお得感があります。2人以上で利用するなら、EXこだまファミリー早特が破格値でしょう。

「こだま」関連のEX早特は新神戸駅発着がないので、新大阪駅を利用します。

エクスプレス予約

エクスプレス予約は、東海道新幹線の有料会員制インターネット予約です。無料会員制度はなく、年会費1,000円のクレジット会員にならなければ利用できません。そのため、ちょっと敷居が高いのですが、手頃な価格で普通車指定席が利用できます。

エクスプレス予約(指定席) 13,620円+560円=14,180円(新大阪駅利用)[有料会員のみ]
エクスプレス予約(指定席) 14,170円(新神戸駅利用)[有料会員のみ]

エクスプレス予約では、上記のスマートEXの割引きっぷも利用できます。

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JR東海株主優待券

JR東海の株主優待券を利用すれば、東海道新幹線の東京~新大阪間の運賃が10%割引になります。2枚まで同時使用できますので、東海道新幹線が20%引きで利用できます。東京~新大阪では、のぞみ指定席が11,770円、自由席が11,090円です。在来線運賃は別途必要で、新大阪~三ノ宮なら560円かかります。

株主優待割引(のぞみ指定席) 11,770円+560円=12,330円(新大阪駅利用)[要株主優待券2枚]
株主優待割引(自由席) 11,090円+560円=11,650円(新大阪駅利用)[同上]

東海道新幹線を株主優待割引で利用して、新大阪~新神戸間を別途新幹線のきっぷを付け足して利用することもできます。自由席ではそれなりにお得ですが、指定席では高くつきます。

株主優待割引(のぞみ指定席) 11,770円+3,150円=14,920円(新神戸駅利用)[要株主優待券2枚]
株主優待割引(自由席) 11,090円+1,520円=12,610円(新神戸駅利用)[同上]

株主優待券は金券ショップなどで購入できます。最近の相場は1枚900~1,000円程度です。1,000円で2枚入手した場合、上記価格に2,000円を足した価格が、実際にかかる総額です。

ぷらっとこだま

東海道新幹線の格安チケットの定番が「ぷらっとこだま」。JR東海ツアーズという旅行会社が出している商品です。東京~新大阪が通常期10,800円で、通常価格より25%も安くなっています。繁忙期は、これより1,500円高くなり、12,300円となります。

その名の通り、「こだま」しか乗れません。「こだま」では、東京~新大阪は約4時間かかります。「のぞみ」は約2時間半ですから、所要時間は約1.6倍です。

新大阪~三ノ宮間は、別途運賃が560円が必要です。

こだま普通車指定席(通常期)10,800円+560円=11,360円
こだま普通車指定席(繁忙期)12,300円+560円=12,860円

前日までに購入しなければならない、JRの駅の窓口では購入できない(JR東海ツアーズの窓口またはネットのみ)、列車変更などができない、などの制限がありますが、東海道新幹線で東京~大阪を移動するときに最安値のきっぷです。

【公式】ぷらっとこだま

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往復割引

東京~神戸を新幹線で往復利用するなら、「往復割引」という手もあります。乗車券が1割引になります。

ただし、往復割引は片道601km以上の距離が必要で、東京~神戸間では条件を満たせません。しかし、神戸市に隣接する朝霧駅なら、東京駅から601km以上あります。そのため、東京発の場合は「朝霧駅までの往復割引」で購入すれば、往復割引を受けられます。よく知られている裏ワザです。

片道乗車券は9,790円ですが、往復割引なら片道あたり8,810円となり、東京~神戸(新神戸)間の片道乗車券9,460円より650円安くなります。自由席特急券とあわせれば片道あたり13,770円となります。この場合、神戸(新神戸)~朝霧間は乗らなくても構いません。

往復割引(朝霧まで、自由席) 13,770円

神戸(新神戸)発の場合は、「市川までの往復割引」を購入すると良いでしょう。同様に乗車券が1割引になります。

乗車券の分割購入

裏技になりますが、乗車券を分割購入する方法もあります。

[運賃]
東京~川崎 310円
横浜市内~大津 7,700円
大津~京都 200円
京都~大阪 570円
大阪~三ノ宮 410円
合計9,190円

分割購入乗車券+新幹線特急券 15,000円
(のぞみ指定席)

通算で買うよりも、240円安くなります。JRの駅窓口でまとめて買えば購入時はそれほど面倒ではありませんが、新幹線乗降時の自動改札では引っかかりますし、利用するときはちょっと面倒で、おすすめしません。

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新幹線+宿泊セットプラン

往復の新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)です。日本旅行が販売しています。新神戸駅利用、2名1室で一人23,000円程度~。1名利用の場合は、2,000円ほど高くなります。

新幹線指定席往復+ホテル1泊で23,000円程度~

週末や繁忙期は高くなりますが、往復20,000円あまりで宿泊も付いてくるのですから、価格的にはお得です。利便性の高いビジネスホテルだと少し高くなりますが、それでも25,000円程度から設定があります。ただし、時間帯のいい列車は値段が高くなります。

ネット上で予約し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。出発前日(一部当日)まで予約できます。

【公式】日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」

ダイナミックパッケージ

ダイナミックパッケージは、お好みの新幹線と宿泊ホテルを組み合わせて、インターネット上で予約、決済するパッケージです。

東海道新幹線のダイナミックパッケージは、「JTBダイナミックパッケージMySTYLE」やJR東海ツアーズの「新幹線ダイレクトパック」で利用できます。同サイト上で予約・決済し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。

上記「新幹線+宿泊セットプラン」とほとんど違いはありませんが、ダイナミックパッケージのほうが列車とホテルの組み合わせの自由度が高いです。とくに、JTBのダイナミックパッケージは、新大阪、新神戸のどちらの駅も選択可能など、柔軟性が高いです。価格は新大阪駅利用のほうが安いです。

JR東海ツアーズの新幹線ダイレクトパックは新大阪駅のみ利用可能ですが、価格の安さが魅力です。

新幹線指定席往復+ホテル1泊で21,000円程度

出発前日まで予約できます。

【公式】JTBダイナミックパッケージMySTYLE
【公式】JR東海ツアーズ「新幹線ダイレクトパック」

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まとめてみると

東京~神戸間は、新大阪駅利用か、新神戸駅利用かで迷う方も多いですが、通常価格で買うなら、どちらも値段の差は小さいので、便利なほうを選ぶといいでしょう。

格安チケットのバリエーションが多く安いのは新大阪発着です。ただし、格安チケットの定番である「EX早特」系や、株主優待券、「ぷらっとこだま」はいずれも新大阪駅で運賃が打ち切りとなりますので、新大阪~神戸市内間は別途きっぷを買わなければなりませんので、それも考慮に入れましょう。神戸市西部が発着地の場合、「神戸市内発着」が適用されるきっぷのほうが安い可能性もあります。

宿泊を伴う旅行なら「JTBダイナミックパッケージMySTYLE」やJR東海ツアーズ「新幹線ダイレクトパック」や日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」は魅力的です。価格も手ごろで、前日まで予約できるのは便利です。(鎌倉淳)

【公式】ぷらっとこだま
【公式】JTBダイナミックパッケージMySTYLE
【公式】JR東海ツアーズ「新幹線ダイレクトパック」
【公式】日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」

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