「青春18きっぷ」で青森-函館の乗り継ぎが少し改善。2017年3月ダイヤ改正で、最短3時間45分の乗り継ぎが誕生

2017年3月ダイヤ改正で、「青春18きっぷ北海道新幹線」オプション券を使った青森-函館間の乗り継ぎが、少しだけ改善することがわかりました。上り「函館→青森」で最短3時間45分の乗り継ぎが誕生します。

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津軽海峡で新幹線を利用できるきっぷ

「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」は、青春18きっぷ利用者向けのチケットです。青春18きっぷ利用者に限り、奥津軽いまべつ~木古内間で北海道新幹線に乗車でき、木古内~五稜郭間で道南いさりび鉄道を利用できます。

2016年3月26日ダイヤ改正で北海道新幹線が開業したことにより、在来線で津軽海峡区間を通過することができなくなったため、青春18きっぷユーザー救済のために誕生しました。価格は2,300円です。

しかし、実際に青函間のダイヤに当てはめてみると、奥津軽いまべつと木古内で、新幹線と在来線の接続が悪く、青森~函館間で合計5~6時間かかり、使いたくても使いにくいきっぷとなっていました。

蟹田駅

上り午後の接続が改善

2017年3月4日のダイヤ改正では、下り(青森→函館)では改善はみられませんでしたが、上り(函館→青森)では、午後の接続が大きく改善しました。13時29分に函館を出ると、17時14分に青森に到達し、3時間45分で青函を移動できることになります。

2017年3月4日ダイヤ改正後の、「青春18きっぷ北海道オプション券」利用時の乗り継ぎ時刻表は、以下の通りです。

下り(青森→函館)

・青森0615→0658蟹田0707→0731津軽二股/奥津軽0813→0850木古内1013→1113函館(4時間58分)
・青森1101→1138蟹田1144→1209津軽二股/奥津軽1347→1424木古内1518→1622函館(5時間21分)
・青森1306→1418津軽二股/奥津軽1701→1738木古内1900→2000函館(6時間54分)
・青森1541→1619蟹田1642→1709津軽二股/奥津軽1901→1938木古内2021→2125函館(5時間44分)

上り(函館→青森)

・函館0704→0804木古内0944→1022奥津軽/津軽二股1305→1423青森(7時間19分)
・函館1329→1433木古内1457→1535奥津軽/津軽二股1548→1613蟹田1634→1714青森(3時間45分)

※奥津軽=奥津軽いまべつ。奥津軽いまべつと津軽二股は隣接。

ダイヤ改正前後を比べると、函館13時29分発の列車を利用した場合に、津軽線15時台の列車のダイヤが繰り下がったため、奥津軽いまべつ/津軽二股で乗り継ぎが可能になりました。これにより、青函間最短3時間45分の乗り継ぎが実現しました。

全体的には改善せず

とはいうものの、全体には所要5,6時間程度の乗り継ぎがほとんどで、依然として「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の使い勝手はいいとはいえません。

最短乗り継ぎの函館13時29分発の列車にしても、長万部方面からの接続は悪いので、札幌から当日乗り継ぎができるわけではありません。そのため、この好接続パターンに乗ろうとすると、午前中はあまり列車を利用できませんので、青春18きっぷの使い方としては巧くありません。

鉄道ダイヤは青春18きっぷユーザー向けに作られているわけではないので、こうした不便は仕方ない、といえばそれまでです。

ただ、このオプション券が使いにくいということは、津軽線、道南いさりび線と北海道新幹線の接続が悪いことを意味しています。つまり、一般の利用者も不便なはずです。

ダイヤを眺めている限りでは、もう少し改善の余地があるのでは、と思わなくもありません。(鎌倉淳)

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