青春18きっぷ、東海道線乗り継ぎが便利に。熱海~浜松間の直通列車が大幅増

東阪標準乗り継ぎは5回に

2024年3月16日ダイヤ改正で、東海道本線の普通列車の運行系統が変わります。熱海~浜松間の直通列車が大幅に増え、青春18きっぷでの東名阪乗り継ぎが便利になりそうです。

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熱海~浜松直通が毎時3本

2024年3月16日ダイヤ改正の詳細が発表されました。JR東海管内の東海道本線では、熱海~浜松間で運行系統が変更されます。

これまでのダイヤでは、熱海~浜松間の直通列車は少なく、主に熱海~沼津、三島~島田、興津~浜松といった系統で運行されてきました。

新ダイヤでは、日中時間帯に熱海~浜松間の直通列車が多数設定され、それに加えて三島~沼津間や、興津~島田間の区間運転列車が走るというパターンとなります。

熱海~浜松間直通の普通列車は、日中時間帯に毎時3本程度運転されます。これにより、青春18きっぷで東名間を旅行する場合、熱海、浜松、豊橋の3回が標準的な乗り継ぎ回数となります。東阪間の場合は、熱海、浜松、豊橋、大垣、米原の5回です。

東海道線浜松行き

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東阪乗り継ぎ例

一つの例として、東京、大阪をそれぞれ午前10時頃に出発した場合の乗り継ぎをみてみましょう。

【東京発・平日ダイヤ】
東京10:02→11:57熱海12:08→14:43浜松14:47→15:21豊橋15:32→17:02大垣17:09→17:44米原17:47→19:13大阪

【大阪発・平日ダイヤ】
大阪10:30→11:53米原12:00→12:34大垣12:41→14:09豊橋14:25→14:59浜松15:10→17:43熱海17:51→19:38東京

往復とも乗り継ぎ5回、所要時間はおおむね9時間10分です。総所要時間がこれまでと大きく変わるわけではありませんが、乗り継ぎパターンがシンプルになり、わかりやすくなります。

実際に旅行する際は、中間地点に近い浜松か豊橋で休憩を取り、1~2本遅らすのもよいでしょう。

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東京~大阪を3回乗り継ぎで

時間帯によっては、さらに乗り継ぎを減らすこともできます。たとえば、下りの場合、熱海13時14分発豊橋行きが設定され、豊橋で米原行きの快速列車に乗り継げます。

【平日ダイヤ】
東京11:27→13:11熱海13:14→16:18豊橋16:32→18:40米原18:47→20:13大阪
【土休日ダイヤ】
東京11:27→13:12熱海13:14→16:18豊橋16:31→18:39米原18:47→20:13大阪

東京~大阪を3度の乗り換えで乗り継げます。所要時間は8時間46分です。東京を11時半頃に出るという時間帯的にも使いやすく、青春18きっぷによる東阪旅行の黄金パターンになるかもしれません。

ただし、実際にこれを乗り継いだら疲れそうですが。(鎌倉淳)

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