西武新宿駅の地下通路はこう変わる!メトロ・JRと地下道で直結へ

新宿グランドターミナルに

西武新宿駅とメトロ丸ノ内線新宿駅を短絡する地下通路が整備されます。西新宿方面への地下通路の計画もあり、西武新宿駅の利便性が高まりそうです。

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11分が5分に

西武新宿駅は、東京メトロ丸ノ内線新宿駅の北、約0.3kmの位置にあります。地上を歩けば6 ~7分ほどの距離ですが、途中に信号があるなど、乗り換えは便利といえません。地下通路でもつながっているものの、大回りになっているため、この間を歩くと約11分もかかります。

この大回りを短絡し、西武新宿駅とメトロ新宿駅を直結する地下通路が建設されることになりました。西武新宿駅に接続した地下街「新宿サブナード」と、メトロ新宿駅の地下通路「メトロプロムナード」をつなぎます。

西武新宿駅地下通路
画像:西武鉄道プレスリリース

新たな地下通路の距離は約140mで、幅は6~18m。大半がサブナードと同じ深さで、メトロプロムナード付近でエスカレーター・階段により連絡します。

西武新宿駅地下通路
画像:新宿区

完成すれば11分かかっていた地下通路での両駅の行き来が、5分に半減します。西武新宿線とメトロ丸ノ内線やJR線の乗り換えが格段に便利になります。

事業主体は西武鉄道です。新宿区はこの地下通路を「新宿駅北東部地下通路線」と名付け、都市計画手続きを開始しました。完成予定は未定です。

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地下急行線計画は廃止

新たな地下通路がつくられる地下空間には、西武鉄道の鉄道新線が作られる計画がありました。西武新宿線の複々線化による地下急行線として計画されていたものです。この地下急行線は、メトロ新宿駅近くに新宿駅の新駅を設ける予定でした。

地下急行線の建設にあわせて、改札外コンコースとして地下通路も整備される予定でした。つまり、新宿駅北東部地下通路線は、鉄道新線が通るためにとってあった地下スペースにつくられるわけです。線路を敷設することはあきらめ、地下通路だけを設けることにした、とも解釈できそうです。

なお、西武鉄道の複々線化計画は、現在都市計画廃止の手続き中です。

西武新宿駅地下通路
画像:新宿区

新宿グランドターミナル

西武新宿駅付近から西新宿方面へは、「新宿歩行者専用道第3号線」という地下通路計画もあります。これは、新宿サブナードから都営大江戸線新宿西口駅を経て、西新宿方面へつながる地下道です。こちらは東京都が整備する計画となっていて、すでに都市計画決定済みです。

新宿区などは、新宿駅周辺を「新宿グランドターミナル」として一体的に再整備する方針を掲げていて、地下通路の整備はその計画の一環です。これらが完成すれば、西武新宿駅は「大新宿駅」の一部として取り込まれ、利便性は大きく高まりそうです。(鎌倉淳)

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