「三連休東日本・函館パス」2021年度以降は発売せず。JR東日本の乗り放題きっぷが姿消す

「週末パス」も心配に

「三連休東日本・函館パス」の発売が終了することがわかりました。JR東日本の貴重な乗り放題きっぷが姿を消します。

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JR東日本全線が乗り放題

「三連休東日本・函館パス」は、JR東日本とJR北海道が発売していたフリーきっぷ。3連休に利用可能で、JR東日本の全線とJR北海道の森駅以南、道南いさりび鉄道、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道、北越急行、えちごトキめき鉄道(妙高はねうまライン)、伊豆急行の各路線で快速・普通列車が乗り放題でした。特急券を別途購入すれば、フリーエリア内の新幹線や在来線特急列車なども利用可能でした。

2020年度は「海の日」「スポーツの日」「敬老の日」「秋分の日」「勤労感謝の日」「成人の日」を含む3連休に設定。価格は、大人14,370円、小児4,390円でした。

年数回しか発売されないとはいえ、JR東日本が全域乗り放題という貴重なきっぷ。毎年度、「海の日」がらみの3連休前が発売開始で、その1ヶ月前の6月に、1年間の設定日が発表されてきましたが、JR東日本は、2021年度以降の発売をしないことを明らかにしました。

三連休東日本函館パス2020
2020年度のフリーエリア。 画像:JR東日本プレスリリース
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かつては特急乗り放題

JR東日本の三連休のフリーきっぷは、「GOGO3DAYSフリーきっぷ」が発祥で、その後、「三連休パス」「スリーデーパス」「三連休乗車券」と名称とルールを変更してきました。

「三連休パス」の時代は、新幹線・特急が乗り放題で鉄道ファンに絶大な人気を誇りました。「スリーデーパス」以降は、新幹線・特急が乗り放題ではなくなりましたが、それでも利用価値の高いきっぷでした。

北海道新幹線開業を機に、2016年度からルールと名称を変更し、「三連休東日本・函館パス」となりました。北海道新幹線が全線乗れるようになり、函館までの旅行にも使いやすくなっていました。

週末パスも心配に

JR東日本は、発売終了の理由を明確にしてはいませんが、新型コロナウイルス感染症で経営難に陥るなか、企画きっぷの見直しをした結果かもしれません。

JR東日本には、毎週末に発売される「週末パス」というフリーきっぷもあります。こちらは関東甲信越、南東北が乗り放題で、2022年3月までの発売が決定しています。

「週末パス」は、最近えきねっと販売に対応したばかりでもあり、すぐにはなくならない思いたいところ。とはいえ、こちらも心配です。(鎌倉淳)

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