小田急電鉄が、新しい博物館施設「ロマンスカーミュージアム」を2021年春に開設すると発表しました。歴代のロマンスカーがずらりと展示される大規模な施設です。
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ロマンスカー5種が並ぶ
ロマンスカーミュージアムは、小田急小田原線の海老名駅近くに建設されます。小田急が鉄道博物館施設を開設するのは初めてで、同社の重要拠点である海老名電車基地に隣接した海老名駅前に立地します。
ロマンスカーミュージアムの建物は、鉄骨造の地上2階建て。1階には歴代の特急「ロマンスカー」を展示します。
展示が決まっているのは、SE(3000形)、NSE(3100形)、LSE(7000形)、HiSE(10000形)、RSE(20000形)の5種。さらに小田急開業時に走っていたモハ1も展示します。
2階には小田急線沿線を再現した鉄道模型が走るジオラマや、電車運転シミュレーター、キッズゾーンを設置する予定です。
民鉄博物館で最大規模
延床面積は約4400平米。大宮の鉄道博物館の延床面積が約28,300平米ですから、その6分の1です。民鉄の施設としては大がかりです。
比較として、東武博物館が3,955平米、地下鉄博物館が3,535平米、京王レールランドが1,190平米です。延床面積4,400平米は、民鉄の鉄道博物館施設として最大規模になるとみられます。
鉄道ファンや子どもにも人気のロマンスカーが5種揃うのも魅力的。海老名駅駅前という立地も訪れやすく、新宿からロマンスカーを利用できるアクセスも便利です。2021年春の開業が待ち遠しい、楽しみな施設になりそうです。(鎌倉淳)
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