新千歳、仙台で空港利用料値上げ。羽田、伊丹、那覇に続き

10月30日発券分から

新千歳空港と仙台空港が施設利用料を値上げします。国内空港では3月に羽田、伊丹、那覇の各空港で値上げしていますが、それに続く形です。

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10月30日実施

新千歳空港を運営する北海道エアポートは、新千歳空港を発着する国内線の搭乗客から徴収する旅客取扱施設利用料(PSFC)を値上げすると発表しました。2022年10月30日発券分から実施し、現行の大人270円を370円に、子ども(3歳以上12歳未満)140円を180円とします。

仙台空港を運営する仙台国際空港も、旅客取扱施設利用料を値上げすると発表しました。こちらも2022年10月30日発券分から実施し、国内線は現行の大人230円を290円に、子ども120円を150円とします。国際線も値上げし、現行の大人610円を700円に、子ども300円を350円に値上げします。

施設利用料は、各空港の出発・到着旅客を対象に課され、航空券に上乗せする形で徴収します。10月29日以前に発券した航空券を利用する場合は、10月30日以降に搭乗しても現行料金となります。

新千歳空港

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羽田、伊丹、那覇は3月実施

空港の施設利用料は、2022年3月に羽田、伊丹、那覇の3空港で値上げされました。このときの値上げ幅は、国内線で大人1人80~120円でした。

2022年10月30日以降の、他空港も含めた、国内線の空港施設利用料は以下の通りです。

国内線空港施設利用料(10/30~)
発着空港 大人 子ども
新千歳空港 370円 180円
仙台空港 290円 150円
羽田空港 370円 180円
成田空港(1・2タミ) 450円 220円
成田空港(3タミ) 390円 190円
中部空港 440円 220円
伊丹空港 340円 170円
関西空港(1タミ) 440円 220円
関西空港(2タミ) 420円 420円
福岡空港 110円 50円
北九州空港 100円 50円
那覇空港 240円 120円

※関空2タミの到着時は370円

最も安いのは北九州空港で、次いで福岡空港です。基幹空港では福岡空港の安さが際立ちますが、同空港は2020年に施設利用料を導入したばかりで、今後の値上げはあり得るでしょう。

空港施設利用料は到着時にもかかります(一部空港は出発時より低額)。このため、たとえば羽田~新千歳間を利用すると、10月30日以降は、740円もの利用料を支払うことになります。(鎌倉淳)

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