山陽新幹線「オフピーク・ファミリーきっぷ」発売。お盆を避けて帰省しよう!

「スーパー早特きっぷ」より高いけれど

JR西日本が、お盆を避ける期間の列車が安くなる「オフピーク・ファミリーきっぷ」を発売します。割引きっぷの少ない山陽新幹線の新大阪・新神戸~岡山・広島間では貴重な格安チケットになりそうです。

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「のぞみ」「みずほ」に乗れる

JR西日本は、山陽新幹線の期間限定の割引きっぷとして、「オフピーク・ファミリーきっぷ」を発売します。利用期間は2020年8月1日~6日と、8月24日~31日。お盆期間を避けて帰省などの旅行をするファミリーがターゲットのきっぷです。

新大阪・新神戸~岡山・広島・小倉・博多などの区間に設定があり、「のぞみ」「みずほ」を含めた山陽新幹線全種別で利用できます。山陽新幹線の新大阪・新神戸~岡山・広島間で「のぞみ」「みずほ」にも乗れる格安チケットはほとんどありません。その点で貴重なきっぷになりそうです。

山陽新幹線700系

7日前まで発売

価格はおとなが通常価格の約20%割引、こどもが2,000円または3,000円均一です。2名以上が同一行程で旅行する際のみ購入でき、こどもはおとなとセットでしか購入できません。

発売は7月7日(火)からで、利用日の7日前まで発売します。インターネット列車予約「e5489」限定で、購入にはJR西日本のネット会員である「J-WESTネット会員」(年会費無料)への登録が必要です。駅の窓口では発売しません。発売座席数は限定です。

オフピーク・ファミリーきっぷの概要は以下の通りです。

■山陽新幹線「オフピーク・ファミリーきっぷ」
●利用期間 2020年8月1日(土)~6日(木)、8月24日(月)~31日(月)
●発売期間 2020年7月7日(火)~24日(月)
●価格
・大阪市内~博多:12,480円(3,000円)
・大阪市内~小倉:11,770円(3,000円)
・大阪市内~広島市内:8,500円(3,000円)
・大阪市内~岡山:5,080円(2,000円)
・神戸市内~博多:12,210円(3,000円)
・神戸市内~小倉:11,510円(3,000円)
・神戸市内~広島市内:8,320円(3,000円)
・神戸市内~岡山:4,720円(2,000円)
・岡山~博多:10,360円(3,000円)
・岡山~小倉:9,030円(3,000円)
・岡山~広島市内:5,080円(2,000円)
・広島市内~博多:7,440円(3,000円)
・広島市内~小倉:6,300円(3,000円)
※( )内はこどもの価格

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「スーパー早特きっぷ」より高いけど

「スーパー早特きっぷ」の新大阪~博多間は10,480円ですので、それに比べると高い価格設定です。ただ、「スーパー早特きっぷ」はこどもが半額(5,230円)なので、こども料金では「オフピーク・ファミリーきっぷ」(3,000円)が安いです。

おとな1人、こども1人で旅行するなら「オフピーク・ファミリーきっぷ」のほうが安くなります。子だくさんには優しいきっぷといえます。

新大阪~岡山、広島間では、「こだま指定席きっぷ」が、それぞれ3,870円(1,500円)、6,820円(1,500円)で発売していますので、「オフピーク・ファミリーきっぷ」は、それよりも高いです。

ただ、新大阪・新神戸~岡山・広島間で「のぞみ」「みずほ」「さくら」が利用できる割引きっぷとしては、「オフピーク・ファミリーきっぷ」が最も安いので、価値があるでしょう。

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