能島城への行き方。『ブラタモリ』で話題の村上海賊の要塞

土日祝にツアー

NHK『ブラタモリ』2021年1月16日放送の舞台は瀬戸内しまなみ街道。「“瀬戸内の覇者”村上海賊はなぜ生まれた?〜」というテーマで能島城が紹介されました。近年注目が集まる瀬戸内海の名所ですが、どうやって行くのでしょうか。

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1953年史跡指定

番組でも紹介されていたように、能島城は、戦国時代に村上海賊が拠点を置いていた小さな島です。愛媛県今治市の大島沖に位置し、周囲はわずか約850m。能島(約1.5ha)と、隣接する鯛崎島(約0.3ha)で構成されています。江戸時代以降は無人だったため、当時の遺構がよく保存されていて、1953年に国の史跡に指定されました。

2018年の西日本豪雨で被災。本丸へ続く遊歩道の一部が崩壊したほか、北岸で斜面が大きく崩れ落ちるなどの被害がありました。被災後は立ち入り禁止になっていましたが、2020年2月に復旧工事が完了し、再び上陸ができるようになっています。

能島

「能島城跡上陸&潮流クルーズ」

といっても能島城は無人島ですので、住民が往来に利用するような定期船はありません。ただ、2013年に『村上海賊の娘』(和田竜著、新潮社)が刊行され100万部を超えるベストセラーになると注目が集まり、2014年に観光客向けの現地発着ツアーが開始されました。

ツアーを実施しているのは瀬戸内しまなみリーディングという会社で、「えひめSUNSUNツアー」の「能島城跡上陸&潮流クルーズ」に参加すれば、能島城を訪問できます。

ツアーは、今治市の村上海賊ミュージアム前の宮窪港から出発。ガイドとともに能島城跡に上陸し、45分間見学。さらに、潮流クルージングと題し、最大10ノットの潮流を20分ほど体感します。島までの往復を含めて約75分のツアーです。

ツアー催行は土日祝日のみ。1日3回のツアーが設定されています。旅行代金は大人2,000円、中高生1,500円、小学生1,000円、幼児500円です。

参加には14日前までの予約が必要で、最少催行人員は10名です。つまり、ひょいと行って好きなタイミングで参加できる、というツアーではありません。

【公式】能島城跡上陸&潮流クルーズ

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「能島の花見」でも

このツアーが設定される以前は、船をチャーターしないと能島に行けなかったようなので、それに比べれば手軽に訪れることができるようになりました。

といっても、能島城の上陸時間45分というのは、お城をじっくり見たい方には短いでしょう。もっと見学時間が欲しい、という方は、4月上旬の花見の時期を狙うとよさそうです。「能島の花見」というイベントが2日間開催され、そのときだけは渡船が臨時運航されるので、島に長い時間滞在できます。

「能島の花見」は新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は中止になりました。2021年に開催されるかは不明ですが、コロナ収束後は再開されるでしょう。

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