「西日本グリーンきっぷ」の期間、価格、使い方全詳細。おとなび限定!

「フルムーン」JR西日本版?

JR西日本全線が乗り放題で、グリーン車にも乗車できる「西日本グリーンきっぷ」が発売されます。50歳以上が入会できる「おとなび」会員限定で、2人以上の同時利用が条件です。

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「おとなび」会員限定

JR西日本は、同社全線が乗り放題となり、グリーン車に最大6回乗車できる「西日本グリーンきっぷ」を発売します。3日間用または5日間用があり、いずれも2名以上で利用可能。同社のシニア向け会員組織「おとなび」限定のきっぷです。

「おとなび」には、50歳以上であれば誰でも入会できますので、「西日本グリーンきっぷ」も50歳以上なら誰でも購入できます。

利用期間は2022年1月7日~3月31日。3ヶ月間の期間限定きっぷです。

西日本グリーンきっぷ
画像:JR西日本プレスリリース

「西日本グリーンきっぷ」の概要

「西日本グリーンきっぷ」の概要は以下の通りです。

■発売期間
3日間用:2021年12月20日(月)~2022年3月22日(火)
5日間用:2021年12月20日(月)~2022年3月20日(日)
※購入は出発日1か月前から7日前まで。

■利用期間
2022年1月7日(金)~2022年3月31日(木)
※3日間用は3月29日(火)出発分まで、5日間用は3月27日(日)出発分まで発売。

■価格
・3日間用:23,000円
・5日間用:27,000円

■利用条件
おとなび会員専用のきっぷです。2名以上が全行程同一で利用する場合に限り、JR西日本ネット予約「e5489」で販売します。

グリーン車指定席または普通車指定席が6回まで利用できます。指定席の予約は、きっぷの受取前は「e5489」で行います。きっぷの受取後の指定席の追加は、JR西日本の主な駅の「みどりの窓口」または「みどりの券売機」で行います。

指定席の変更・取り消しは、きっぷの受取前は「e5489」にて可能ですが、受取後はできません。受取後は追加予約のみ可能です。

■発売箇所
JR西日本インターネット予約「e5489」のみ。

■フリーエリア
「西日本グリーンきっぷ」は、JR西日本全線と智頭急行線、JR西日本宮島フェリーが乗り放題です。

IRいしかわ鉄道線の金沢~津幡間、あいの風とやま鉄道線の富山~高岡間は、JR西日本線へ通過利用する場合に限り利用できます。当該区間以外の区間を乗車した場合(当該区間内の両端の2駅を除く駅で下車した場合、当該区間を越えてIRいしかわ鉄道線またはあいの風とやま鉄道線に乗車した場合など)は、別に全乗車区間の運賃・料金が必要となります。

サンライズ出雲・瀬戸はノビノビ座席を含めて利用できません。「WEST EXPRESS銀河」は全設備を利用できません。

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「フルムーン」のJR西日本版

2人以上が同一行程で利用可のシニア向けきっぷという点では、「フルムーン夫婦グリーンパス」に似ています。ただ、「西日本グリーンきっぷ」は3人以上でも利用可能ですし、夫婦の利用に限られない点は大きな違いです。

利用可能な年齢は50歳以上なので、夫婦合計88歳以上の「フルムーン」よりも厳しいといえますし、グリーン車・指定席の利用回数の制限も「フルムーン」にはありません。そもそも、「フルムーン」は全国のJR線が乗り放題ですが、「西日本グリーンきっぷ」はJR西日本エリアだけです。

そうしたことを勘案しても、「西日本グリーンきっぷ」の1人あたり3日間23,000円、5日間27,000円という価格は破格です。たとえば大阪~新宮間のグリーン車は片道11,010円なので、往復すれば3日間用でほぼ元が取れます。特急「くろしお」で白浜、紀伊勝浦と周遊旅行すれば、十分お得でしょう。

新幹線なら、新大阪~広島間の「のぞみ」グリーン車が片道14,290円なので、往復すれば5日間用でも元が取れてしまいます。広島や宮島、岩国あたりを回るのにも向いているきっぷでしょう。

「フルムーン」は、夫婦で5日間84,330円(2人分)という価格なので、比べると「西日本グリーンきっぷ」は手軽です。

2列車を乗り継ぐ際の注意点

「西日本グリーンきっぷ」の座席指定に関しては注意点があります。

まず、きっぷの受取前は、改札を出ることなく2列車以上を乗り継ぐ場合は乗車する列車の本数でカウントします。たとえば、新大阪~新岩国間を「のぞみ」「こだま」と指定席で乗り継いだら、2列車のカウントです。

しかし、きっぷの受取後は、改札を出ることなく2列車以上を乗り継ぐ場合は1回とカウントします。上記の例でいえば、「のぞみ」「こだま」の指定席がセットで1回分です。

在来線特急の場合も、たとえば京都~城崎温泉間を改札を出ずに福知山駅で乗り継ぐ場合、受取前なら2回、受取後なら1回のカウントです。

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座席予約の注意点

座席の予約に関しては、きっぷの受取前は「e5489」でおこないます。「e5489」での指定席の予約・追加・変更は、きっぷの受取前なら原則として自由です(一部制約あり)。しかし、きっぷの受取後、予約した指定席の変更・取り消しは一切できなくなります。

きっぷの受取後は、JR西日本の主な駅の「みどりの窓口」または「みどりの券売機」で指定席の予約の追加のみが可能です。

事前に予約を万全にして旅行したいところですが、そうすると旅の途中で指定席券の変更ができなくなるわけです。きっぷ受取後でも、未指定分に関しては駅窓口などで追加予約が可能なので、出発後に予定変更を想定している場合は、予約回数を残しておく方がよさそうです。

「西なびグリーンパス」との違い

「西日本グリーンきっぷ」は、2021年7月~10月に限定発売された「西なびグリーンパス」と、基本的なルールは似ています。「西なびグリーンパス」は、1人利用が可能で、旅行会社での販売が基本でしたので、その点が大きく異なります。

価格は「西なびグリーンパス」の2人用(3日間25,000円、5日間30,000円)より値下げされ、指定席の回数は2回減っています。

西日本エリアで旅行を検討されているシニア夫婦やグループには、見逃せないきっぷとなりそうです。(鎌倉淳)

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