首都圏におけるLCCの拠点が成田空港。その、早朝・深夜のアクセスとして、京成電鉄が早朝・深夜にアクセス特急の臨時列車を2013年夏も運転することを決めました。2012年に8月限定で運転され好評を博した列車で、運行は2年連続で、運転日は7月20日(土)~9月1日(日)の44日間。昨年の31日に比べて運転期間は大幅増です。
京成アクセス特急
成田空港を拠点とするLCCのジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパンは、いずれも成田を午前7時台に出発する早朝便や、22時台到着の深夜便を設定しています。この京成の臨時電車は、こうした早朝・深夜便に対応します。
早朝「アクセス特急」は、上野5時18分発で、6時14分に成田空港に到着します。深夜「アクセス特急」は成田空港23時08分発。高砂で「普通上野行」に接続し、0時14分に京成上野に到着します。さらに青砥において「普通西馬込行」にも接続します。
時刻表は以下の通りです。
【下り:上野→成田空港】
上野 5:18発
日暮里 5:22発
青砥 5:31発
高砂 5:34発
東松戸 5:41発
新鎌ヶ谷 5:45発
千葉ニュータウン中央 5:52発
印旛日本医大 5:58発
成田湯川 6:05発
空港第2ビル 6:12着
成田空港 6:14着
【上り:成田空港→高砂】
成田空港 23:08発
空港第2ビル 23:10発
成田湯川 23:19発
印旛日本医大 23:25発
千葉ニュータウン中央 23:31発
新鎌ヶ谷 23:39発
東松戸 23:44発
高砂 23:50着
↓
「普通」上野行に連絡
高砂 23:53発
日暮里24;10
上野 24:14着
「普通」西馬込行に連絡
青砥23:56分発
押上24::04着
西馬込 24:40着
※いずれも2013年7月20日~9月1日までの運行。
下り早朝列車は、成田空港7時発以降の飛行機なら間に合います。この列車に乗れるのは、山手線全駅、中野、大宮、桜木町までです。
上り深夜列車がカバーするのは、成田空港に22時30分頃着までの便です。遅延がなければ、全てのLCC最終便に対応しています。これに乗れば、山手線全駅、高尾、所沢、大宮、桜木町、春日部、鷺沼、経堂、桜上水まで行くことができます。
このように、上り深夜列車は利用価値が高いといえます。LCCの最終便までカバーしたうえで、到達可能駅の範囲が広いからです。下り早朝列車は、LCCの6時台の便はカバーできません。
どちらの列車も、成田の早朝深夜アクセス改善に役立つことは間違いありませんので、定期列車化を願いたいところです。