長崎新幹線はオーソドックスな駅名に。新駅は「嬉野温泉」と「新大村」

キラキラネームにはならず

長崎新幹線の2つの新駅の名称が、「嬉野温泉」と「新大村」に決定しました。両駅とも仮称どおりの駅名で、長崎新幹線は5駅ともオーソドックスな駅名となります。

広告

2022年秋開業予定

九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)は、武雄温泉~長崎間が2022年秋の開業予定です。途中3駅が設けられ、佐賀県嬉野市と長崎県大村市の2駅は全くの新駅です。そのため、新たな駅名が検討され、このほど「嬉野温泉駅」と「新大村駅」にきまりました。

このうち新大村駅では、駅名公募を実施し、「多様な自然、歴史や文化の魅力あふれる大村の未来を拓く、大村湾の玄関口であると国内外の人々が認識するような駅名」が基本方針として示されていました。その結果、「大村湾中央駅」「大村みらい駅」「新大村駅」の3案が最終候補に残り、このほど、新大村駅に決定したものです。

新大村駅
画像:大村市

オーソドックスな駅名に

嬉野温泉駅は、嬉野市の要望を受けて「嬉野温泉駅」に決まりました。長崎新幹線の在来線駅に併設される3駅は、在来線と同じ「武雄温泉」「諌早」「長崎」となります。

つまり、「武雄温泉-嬉野温泉-新大村-諫早-長崎」という5駅です。カタカナを含むようなキラキラしたネーミングはなく、オーソドックスな駅名が並びます。トピックスとしては、「温泉」ということばを含む駅が2つ並ぶのは全国の新幹線で初めて、ということくらいでしょうか。

嬉野温泉駅
画像:嬉野市

大村線には「大村車両基地駅」が

このほか、新幹線の開業にあわせて、在来線の大村線・松原~竹松間にも新駅が設けられます。新幹線の車両基地付近に立地し、駅名は「大村車両基地」に決まりました。

大村車両基地駅には新幹線の駅はなく、新幹線「かもめ」号は停車しません。新幹線に乗るなら新大村、新幹線を見るなら大村車両基地、という使い分けになります。

広告